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まずは信じ切る?成績を上げた勉強法の極意とは。受験メモ山本さん②

その他
2021年12月1日
まずは信じ切る?成績を上げた勉強法の極意とは。受験メモ山本さん②

ばってんです ♨️
 
普段、YouTubeの授業動画で勉強する方も多いと思いますが、お世話になっているYouTuberの方の高校時代を深く知る機会ってそんなに多くないですよね。
 
各科目の勉強法ももちろん大事ですが、「どんなことを考えて勉強していたのか」「なぜその志望校にしたのか」など、そもそものモチベーションの部分も知ることも、普段の過ごし方にとても刺激になると思います。
 
そこで今回は、東大工学部を出てオンライン個別指導塾を経営されながら、YouTuberとして授業動画を作られている受験メモ山本さんYouTubeのチャンネルokedouのチャンネル)に、高校時代の過ごし方や、進路選び、さらには大学入学後の話をじっくりとインタビューしました!
 
内容が盛りだくさんすぎて、1つの記事に収まらず、5部構成になっています。志望校に関係なく、ぜひ普段の勉強に役立ててみてください!

今回は第2回で、東大合格に向けて、どんな形で予備校を活用して、どんな勉強法で実力を上げていったのか、全受験生が気になる話を聞いていきたいと思います。
 
勉強の休憩時間に是非読んでみて、やる気を少しでも上げてもらえたら嬉しいです。
 

(わかりやすすぎる授業動画を出されています。チャンネル登録もぜひ!)


前回の記事では高校3年間の過ごし方をじっくりと伺いました!その後、駿台の名古屋校に入り、本格的に受験勉強を始めた山本さん。当時の生活や、実力を上げていった秘訣に迫ります。

予備校での生活

駿台名古屋校ではどんな過ごし方をしていましたか?

ごくごく普通の生活ですね。笑 ただ自分の中でルールを設けて、自分の方が受験というものに詳しくないのだから、授業は全部しっかり受けて、テキストの予習復習や出された課題などは必ずこなすことを決めました。高校時代のほとんどの期間で勉強せず、後期で架空の学部を受けようとしていたくらいなので。笑(前回の記事参照)

自分で勉強したいことは、早く終わらせてからやろうと。予備校の授業ってみんな切りがちだと思うのですが、自分はそんなことを考えている立場じゃない、とりあえず信じ切ってしまおう、というスタンスでした。なので、結構忙しかったです。

方向に迷ったり情報に振り回されたり、結構迷走する人も多いですよね。

今だと、勉強法をYouTubeで紹介しているチャンネルも多いですが、誰も100%全員に正しい情報は出せないと思います。そこは、見る側が信じるかどうかの問題だと思うんですよね。そこで進むべきか迷っていたら一生答えは出ない。嘘があったと後からわかったとしても、とりあえず信じるのが大事かと、最近思うようになりました。

予備校では、各科目どんなスピードで進んでいくのですか?

数学、英語は高3レベルからスタートします。単元というよりはそこそこの難易度から始まるようなイメージです。

物理とか化学は、ある程度基本的なことから説明してもらえました。夏休み以降は電磁気や有機に入っていきましたが、そこは自分が高校3年生の最後に猛勉強していた分野だったので、結果として、勉強し始めた高3の最後〜浪人前期で、単元を一通り網羅できてよかったなと思います。

神の勉強法がそこで活きてくるんですね。笑 予備校と独学のバランスはどれくらいでしたか?

80%-20%くらいで予備校の授業の比重が大きかったです。学習が進んでいって、後期になると自分の時間が増えていったことと、過去問も始めないといけなかったこともあり、比重は逆転していきました。

コツコツ1年間勉強を続けられた秘訣を聞きたいのですが、息抜きはしていましたか?

自分は本当に自己正当化が上手いんですよね。息抜きとかやってる場合じゃない、というのが大前提なんですが、でも「これは必要なんだ」という正当化を勝手にして、息抜きしていました。なので、勉強を休んでいる意識がないし、罪悪感は0でした。

オンラインゲームの韓国のプロリーグを朝に見て授業に出るとか、大学に行った友達と夜中にオンライン人狼をやったりしていました。真似してほしくないのですが、塾の自習の時間に人狼を考える時間を組み込んでいて、役職の組み合わせを全パターン書き出して、蓋然性とか計算していました。

そんな感じで、突発的にハマったものを、短期間でとことん考えるのはストレス発散になっていました。勉強面では、例えば大学範囲の数学で気になったら、めちゃくちゃ深掘りして、証明を追ってみる、とかもやっていました。

あとは、人生で一番コミュ力を発揮して、予備校内で友達を作っていました。もともと周りを気にしちゃう性格なのですが、予備校が毎週席替えするシステムだったんですよね。隣の知らない人に「授業中に眠そうにしてるなあ」とか思われるんじゃないか、ということをいちいち考えてしまうくらいなら、最初の日に話しかけちゃって友達になればいい、そうすれば不安がなくなる、と考えて、「予習やった?」とか話しかけていました。大体驚かれましたけど。

予備校内の友達とは、受験の情報共有もできそうですよね。

そうなんです。そうやって話しかけた友達と昼休憩でしゃべったりしていました。化学の参考書とか問題集もそのときに友達が教えてくれたり、貸してくれたりしたので、コミュ力を振り絞ってよかったなと思います。

どんな参考書や問題集だったのですか?

定番ですが、三省堂の「化学の新標準演習」「化学の新研究」ですね。難関大受験生には新演習も定番だと思うのですが、自分の入試本番の目標は物理45、化学35だったので(どちらも60点満点)、化学はまずは基礎で落とさないようにしていこうということで新標準演習を進めていました。

夏期講習で、今スタサプにいらっしゃる坂田先生の無機の授業を受けて開眼して、その後新標準演習を3周くらいしてから、スムーズに過去問に入れました。新標準演習で基礎の現象を理解できていたのが大きかったです。受験化学は、現象をしっかり理解できていれば、あとは論理や処理の問題になっていくのですが、それは過去問で練習できました。


東大に近づいていった戦略と戦術

お、東大にいけそうだな、と感じた瞬間はいつですか?

率直にいうと、本番が終わってからです。自分はチャレンジャーで、そもそもが無理な話だと思っていました。現役のときに、東工大を100点以上差で落ちてる人が受験するのだから、人の何倍もやらなきゃ、と思ってずっと勉強していました。

一方で「自分は受かる」という気持ちも常に持っていて、そこの現実と理想に差があれば、自分に怒って勉強していました。

夏の模試とか、数学20点くらいだったのですが、取り組み方とかでもっと取れたはず、というのはずっと思っていたので、やることは常に明確でしたね。

その数学で、実際に成績を上げられた方法、やってよかった勉強法はありますか?

数学は、潜在的な実力は伸びていたと思うのですが、点数に出てくるのは後からでした。夏の模試で、60点取るつもりが20点しか取れなかったときに、本番も緊張するんだからもっと勉強して確実に上げないとだめだ、と思って、夏休みに1週間くらいで25年分の問題を解いたんですよね。でもそのスピードで解いちゃうと、全然頭に残らなかったです。

そのあたりから、センスで解法を思い付くかどうかではなく、考え方を自分で言語化して、「こうだから、こういうことを考えないといけないよね」と当然に解ける状態に持っていくことを目標に数学を勉強し始めました。

具体的には、解答の全体を見て、何があれば解けたのか、それに対する必要十分な考え方は何かを考えて、解答が当然の発想になるようにノートに書き出していました。それで2周目を解くと、まだ解けないことがある。でも新たな発見もあって、それらをノートに継ぎ足していきました。

とても参考になります。それは模試や本番にも活きてきましたか?

とても効果的でした。効果的にするために意識していたことが2つあって、まずは抽象化です。解答からわからなかった部分を抜き出すだけであれば、まだまだ具体的ですし、他の人も真似できます。

もっと効率よく学ぶために、抜き出した知識を一段階抽象化させないとノートに書けない、というルールを自分に課していました。例えば整数問題で、3の倍数で場合分けすることに気づかなかったとすると、「〜〜の場合には、3の倍数で場合分けをすると良い」と書いて終わりではなくて、そこから「〜〜の場合には、〜〜なので、余りによる場合分けが有効」くらいにまで一般化させて思考を高めていきました。そうすると、1問から得られる知見が格段に上がりました。

2つ目は、そのノートをいつでも見ていいというルールも作っていました。1日10回くらい見ていたので、一番濃い情報が詰まっているものを、自動的に復習できるようになり、これはとても良かったです。

他の科目でもノートを作られていたのですか?

化学についてはノートを作っていましたね。知らない知識をまとめていました。とにかく追いつかないといけなかったので、復習の効率を上げないといけないと常に考えていました。

問題を一から解き直したりする時間ももったいなかったので、新標準演習をやっていてわからなかったこと、発見したこと、新研究で調べたものなどをノートにメモして、「ノートを見直せば復習ができる状態」を作っていました。


いかがでしたか?
 
難関大を目指す方にとっては、とても貴重な勉強法の話でしたね。何かを修業するときには、「守・破・離」という流れがあると言われます。まずは言われた型を守り、自分に合ったより良い型をつくることで既存の型を破り、独自なものにしていく、という流れです。予備校時代の山本さんの考え方は、まさにこの流れに沿っているなと感じました。
 
部活だと、基本的にコーチの言うことには従いますよね。これが勉強になると、なかなか先生の言うことに最初から従わない人も多くて、少しもったいないケースもあります。
 
いろいろと手をつけては止める、ということを繰り返している人は、一旦何かの方法論に沿って突き進んでみることをオススメします。(もちろん、その後どこかで自分で考え始めることが大事です)
 
受験メモ山本さんはオンライン個別指導塾もなされていて、受験からはみ出てもいいから深く学びたい方、学ぶ意欲がある方を募集されています。もし独学で細かいところまで学べずに困っている方がいたらオススメです!
 
次回の記事では、東京大学に入ってみての実態と、山本さんがどんな大学生活を送っていたかを聞いているので、そちらも是非。面白い話がまだまだ続きます。
 
読んでいただき、ありがとうございました〜。

この記事の著者

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ぶおとこばってん

ラ・サール中高→東大理1→計数工学科(数理情報)→UCLA院卒 社会を人から変える会社 SpesDen の CEO YouTube上で、高校数学をじっくりコトコト深く解説中 頭があったまる記事を書いていきます ♨️

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