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そうだ、本を読もう。~養老孟司さんの本の紹介~


その他
2021年5月3日
しりょかわ
しりょかわ

こんにちは、しりょかわです〜

ばってんさんのGW企画に便乗して、僕もGW企画としていつもと違った内容の記事をお届けします!

GWとはいっても首都圏に住む高校生は家のなかで過ごす方も多いかと思います。勉強に少し余裕がある方は、数時間でも読書の時間を作ってみるのはいかがでしょうか?もちろん、自分の好きな本を読むのもいいかと思いますが、これといって読みたい本が無い〜、何読もうか迷っている〜、という方は養老孟司さんの本をオススメします!

有名な方なので「もう読んだよ!」という方もいるかと思いますが、まだ読んだことが無いという方に向けて養老孟司さんの本の中でも有名な「バカの壁」という本から、僕がいいなと思った内容を少しだけ紹介したいと思います。


書名 : バカの壁/出版元 : 新潮文書 / 著者名 : 養老 孟司

個性を伸ばせ?

皆さんは学校などで個性を伸ばせなどのことは言われたことはあるでしょうか?今の時代、個性や独創性が何かと美化される風潮があるかと思います。
しかし、養老孟司さんはこの風潮に懐疑的です。極端な例ですが、精神病患者の中には白い壁に毎日大便で名前を書く人がいたそうです。周りとは違う、つまり個性的ですが、個性を伸ばして全面に押し出すと周りにとっては迷惑になることがわかるかと思います。こういった現実があるにも関わらず個性に固執し、伸ばせ伸ばせと言うのは何か違うのではないでしょうか?
ここで、重要なのは周りと同じようになれと言っているわけではないということです。そもそも周りと画一的になることは不可能です。なぜなら、人間一人一人産んでくれた親も違えば、身体も違います。つまり、誰しもが生まれた時から個性を持っているのです。誰もが他の人と違うところがあるのです。むしろ、誰もが持っていることが明らかな「個性」よりも、親の気持ちがわかる、友達の気持ちがわかるなどの相手の気持ちがわかるかということの大切さを教育の場で教える方が重要なのではないでしょうか。

この話を読み、少し気が楽になりましたし、何より相手を思いやることが何よりも大事だと感じました。

話が通じない?

皆さんは人と話していて、相手が言うことを聞かない、話が通じなかったという経験がありますでしょうか?この現象は脳の面から説明できます。
五感を通して情報が脳に入ってくることを入力、その入力に対し反応することを出力とします。入力をx、出力をyとした時、y=axという一次方程式が脳内にあるとします。係数がゼロではなく何かしら存在すれば情報に対しなんらかの反応があります。ここでもし、係数aがゼロの場合、情報が入力されてきたとしても出力がゼロになるので反応が何もないことになるということがわかるかと思います。これが、相手が全くいうことを聞かない時の状態です。情報が入力されたとしても係数がゼロであるため、反応が全くないのです。

この話を読んだ時は、純粋に面白いと感じましたし、今学校で勉強しているのは様々な入力に対する係数aを増やしていくためでもあるのかなと感じたりもしました。

いかがでしたでしょうか?
養老孟司さんの本に興味を持ってくれた方がいましたら、ぜひ図書館で借りたりして読んでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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しりょかわ

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