これでスッキリ総合型・学校推薦型選抜!合格者へのインタビュー 筑波大学 Mさん②
こんにちは!こうきです。
突然ですが総合型・学校推薦型選抜入試の情報って何だかごちゃごちゃしていてわかりづらいですよね。
けれどそのめんどくささを理由に総合型・学校推薦型選抜を利用しないというのはめちゃくちゃ勿体無いです!
そこで「これでスッキリ総合型・学校推薦型選抜合格者へのインタビュー」と題しまして、このシリーズを読めば総合型・学校推薦型選抜合格までのアレコレがスッキリわかるようなインタビュー記事を書いていきます!
今回は僕が全日制高校に通っていた時代のクラスメイトであり、筑波大学医学群看護学類に学校推薦型選抜を通して合格されたMさんへのインタビューをお送りします!
前回の①をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ!
ちょっと話変わっちゃうんだけど、そこまでして筑波の看護に行きたかった理由はどうして?
まず私はお金持ちになりたいんだよね。なんでかって言うと私が女だから、例えば結婚した相手がDV男だけど自分が仕事をしていなかったら、どれだけ辛くても一緒に居るしかなくなっちゃうじゃん。それだけは絶対に嫌で。
だからまず、安定してお金を稼げるようになる→資格を取る必要があるって考えて、医者、弁護士、看護師、薬剤師とかをリストアップしたのよ。そこから自分の適性的に看護師に決めて、更にレベルの高い学校に行ったほうが業界的に有利だと思ったから筑波の看護を目指したんだよね。
なるほど、俺と同じ目的思考だね。ただ好きなことを掘り進めていくって考えもあると思うんだけど、それはどう思う?
そのやり方もいいと思うけど、私はそのやり方だと行きつく先が空っぽになりそうで怖いなー。結局就ける仕事がない、みたいな。だからそれが怖くて、お金持ちになりたい→安定した収入を得られる仕事→資格を取る必要があるっていう風に考えたし。
あとこれもまた少し話がズレるけど、やりたいことが無いって高校生に何かアドバイスとかある?
夢が無いって人が私には理解できなくて、例えばみんなお金持ちになりたいと思わない?確かにやりたいことはないかもしれないけど、有名人になりたいとか、お金持ちになりたいとか、人の指示を受けたくないとか、誰しも何かしらは思うことがあるはずなのよ。だからそれに重きを置いて考えたほうがいいよね。例えば誰かに指示されたくない→社長になるとか。そこから進路に繋げていけばいいと思うな。
確かに大それたことや大雑把なことでも、それをゴールに引き算すれば、やりたいことはわからなくとも今やるべきことはわかる気がするな。じゃあ話を元に戻すけど、面接が得意なのにしっかり対策をしたんだね。
看護師になりたいっていう欲はあったけど、筑波じゃなきゃいけない理由は正直なかったんだよね。さっきも話した通り極力レベルの高いところに行きたい→じゃあ筑波だ!って感じだったから。
本来推薦では一番大事だもんね。その大学でしかできないことがあるから入れさせてください!っていう入試だから。
そうそう、だからこのままだと志望理由がめっちゃ薄っぺらいなって思ったんだよね。だからとりあえず大学の魅力について資料をバンバン集めて、あとは筑波に進学した先輩に話聞いたり、合格体験記を読んだりして筑波ってこういうことに力入れててこういう人を求めてるんだっていうのをまとめて、自分に合うように上手く繋げて、正直言っちゃうと見た目の良い志望理由を作ったんだよね。こう聞かれたらこう答えるっていう最適解を作って、それを全部完璧に暗記して。
全部暗記したの!?
そうそう。それはまあ頑張ったよね笑。もちろんただ暗記するんじゃなくて、スラスラ話せるように自分の言葉に直したりとかして。あと推薦に詳しい学校の先生に「こう聞かれたらどう答えます?」とか質問をしまくって、そこで言われたのを自分に合うように作り変えたり、「看護師についてどう思うか?」って質問を想定して、ネットで全く同じ質問を検索してたんだよね。それでいろんな意見を読んで、自分に近い意見を参考に、自分の言葉でまとめるみたいな。だから学校とネットを使いまくったかな。
なるほどね。要は自分の意見が無かったから他人の意見を聞いて、自分がどの考えに近くてどう考えてるのかを明確化していったんだね。あとは高1の時にセブ島に語学留学したりとかそういうのも頑張ってたよね。
あれはほぼ旅行だよ笑。2週間だしね。
あれ、2週間だったっけ?笑 少なくとも1か月は行ってたかと思った。
いや2週間だよ笑。けどそこでの体験も看護にも繋げていろいろ話したよ。まあ具体的には忘れちゃったけど笑
要は手札の見せ方だよね。俺も大したポートフォリオを無かったからさ。
あ、そうそう!推薦がやっぱり心配で先生に聞いたことがあったの。「やっぱり推薦受かる自信ないし、やってきてことも少ないからアピールできるポイントが1つもないです」って。そしたら「いや大学は何をやってきたかじゃなくて何をするかだから。求めてるのはここの大学で何をやりたいかだから」って言われて「あ、じゃ受けよう!」って思ったんだよね。まあさっき言ったとおり筑波で何をやりたいとかは無かったんだけどね笑。あと言ってなかったけど評定平均が4.9あったんだよね笑。
え?
4.9あったんですよ笑。それで、筑波は国立だし今までの学習面を結構評価してるみたいだったから、担任の先生に「高校内でもトップ3には入る学力の持ち主です」ってことを評価書に書いてもらって。それで入学後に同じ推薦で受かった人に聞いたんだけど、評定平均4.9の人はさすがにいなかったから、基礎学力面を評価してもらったところもあるかもしれない。だから大学が求めていることを考えるのはやっぱり大事だね。あと成績は取っておくに越したことはないね。成績取れないほうがかっこいいみたいなのはマジで意味わからない笑。
同じ高校に通ってた時に評定平均2.6だった僕からするとめちゃくちゃ耳の痛い話でした笑。1,2年生の皆さん、成績取りましょう! じゃあ最後に大学での話も聞きたいんだけど、1年生の1年間はどうでした?
ずっとオンラインだったからなー。けど大学ってやりたいようにできるんだなーって感じたかな。大学って自分の興味に応じて授業を受けるじゃん。去年はほとんど必修科目で自由選択はできなかったんだけど、数少ない自由選択は精神系にしたんだよね。というのも病んじゃう人に興味があったの。高校の同級生がうつ病になって、学校も来なかったし、ちゃんと治療したりしてて。それがきっかけで精神医学とか心理学とかのほうにも関心を抱くようになって、心理保健学、精神保健学とかとってたね。
あと私は看護師になりたいって夢があるからいいけど、大学に入ってからやりたいことを見つける人もいるじゃん。それってめっちゃきつくない?って思った。自由にとってくださいってなったときにある程度方向性は決まってないと何を学びたいのかがわかんなくなっちゃうから、難しい気がする。
難しいね。確かに本来はやりたいことベースで進学したほうが良いんだけど、18歳までにそれを見つける環境が整っているかを考えるとなあ。ちなみにMさんは今後どんなことを勉強したいの?
看護師の資格はもちろんなんだけど、助産師の資格と保健師の資格も取ろうと思ってるかな。ただ助産師の資格は大学院に行かないと取れないし、保健師の資格を取ったら保健師になれって感じなんだから、まあ少なくともどっちかは取ろうかなって感じ。あと今は精神に興味あるけど、1年生のうちは概論ばっかりだから、今後さらに興味の出てきた分野に進もうかなって感じだけど、大学病院のオペナースとか、がっつり医療には携わりたいって思いはあるな。お金はもちろんだけど、医療に携わるからにはしっかりとしたやりがいが欲しいね。
ほぼ旅行とはいえ留学もしてたし、国境なき医師団とか海外での医療とかにも興味あったりするの?
あーそれも考えたことはあるんだけど、英語がぺらっぺらじゃなきゃいけないのと、さらにもう1か国語話さなきゃいけないから大変だなーって思ってやめた笑。
まあ大変な仕事だよね。サークルとかは入ってるんだっけ?
エンジョイ系のバスケサークルと、スキューバダイビング。スキューバダイビング、資格取っちゃったのよ笑
相変わらずアクティブだな~笑 じゃあインタビューは以上です。長時間ありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!
はい、ということで2回に渡ってMさんへのインタビューをお届けしました。学校推薦型選抜を受ける人もそうじゃない人も、参考になる話がたくさんあったと思います。
Mさんに会うのは同じ高校を辞めて以来2回目で、連絡を取るのもかなり久しぶりだったのですが、これだけ濃い内容の話を伺うことができて自分にとっても良い刺激となりました!
今後も様々な記事を書いていくのでお楽しみに!
読んでいただきありがとうございました。