竹田ゼミ 〜上智大学経済学科ゼミ紹介〜
こんにちは、しりょかわです〜
今回も上智大学経済学科のゼミを紹介していきます!高校生の方にとっては「ゼミって何?」という感じかもしれませんが、ゼミそのものの紹介については、以前投稿した紹介記事を見てみてください。
上智大学経済学科への進学を考えている方はもちろん、他の大学の経済学部を志望している方にとっても大学でどんなことをするのかを知れる良い機会かと思います!
今回は竹田ゼミについて紹介していこうと思います。
- 教授の紹介
- 大学での講義
- ゼミの内容
教授の紹介
竹田陽介先生は、東京大学院経済学研究科博士課程修了、ラトガース大学客員助教授、イェール大学客員研究員、上智大学経済学部助教授などを経て、現在は上智大学経済学部教授をされています。
そんな竹田先生の専門はマクロ経済学です。
また、竹田先生は「経済論壇における芥川賞」と評されるエコノミスト賞を受賞されたこともあります!
竹田先生がどんなことを研究していて、その分野が私たちにどう関わっているか、竹田先生がおすすめする本などなど竹田先生のインタビュー記事がありますので興味がある方はこちらからチェックしてみてください!
(内閣府、増え続ける国債。中央銀行はどう国債管理すべきか、こんな研究をして世界を変えよう 〜大学の研究室を訪問してみた)
大学での講義
竹田先生は大学ではマクロ経済学、経済政策、ポスト・コロナ危機の経済、金融制度と金融政策などの講義を担当しています。
専門がマクロ経済学なので、担当する授業もマクロ経済学系のものですね笑
竹田先生が担当するマクロ経済学は1年生が必修科目として受けるものになっています。
そのため、私も受けたことがあるのですが、まぁとても難しかったです笑
経済学科の先生の中でも少しレベルが高めな印象があります。
ただ、マクロ経済学の授業では発表や質問の時間を多く確保していて、個人的には好きな授業スタイルでした!
ゼミの内容
ゼミでは「個人」と「社会」の相互作用を大きなテーマとしています。
まずこのテーマを理解するためにも、「個人」と「社会」がなんなのかを理解する必要がありますね。
竹田ゼミでは「個人」の意味を平野啓一郎さんの「私とは何か」という著書の中で紹介される「分人」としています。「分人」は以下のように説明されています。
そもそも唯一無二の本当の自分など存在せず、「対人関係ごとに見せる複数の顔が、すべて『本当の自分』である」と考えるのです。
職場での自分、家族における自分、友人と一緒にいる時の自分など、口調やしぐさ、態度は全く違っても、これらはすべて自分であり、こうした対人関係ごとの様々な反復的なコミュニケーションを通じて、自分の中に形成されてゆくパターンとしての人格を、平野氏は「分人」と呼び、この分人の集合こそが「自分」であると考えます。
(平野啓一郎「私とは何か「個人」から「分人」へ」、慶応丸の内シティキャンパス、https://www.keiomcc.com/magazine/review207/」
そして「社会」は「人間交際」だと捉えています。人間交際とは社会は人と人との交わりでできているということを強調しています。福沢諭吉がsocietyを人間交際と訳したとこからとってきた言葉です!
この「個人」と「社会」がどう相互作用していくかを、医療、気候変動、労働、AI、移民・難民など様々なテーマで学んでいきます。
竹田ゼミでは一つの本をゼミ生がぞれぞれ読み、その本からわかったことを発表し、自分の考えをまとめるといった方法で学んでいきます。
過去には医療のトピックでは「経済政策で人は死ぬか?」、気候変動のトピックでは「気候変動クライシス」という本をゼミ生で読んでいったそうです!
いかがでしたか?
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