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総合型選抜でも使える!ジョブズで学ぶプレゼン術


その他
2022年4月12日

スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチ、あなたな見たことがありますか?スタンフォード卒業式で行ったジョブズのスピーチは、伝説とも言われています。

Apple社の創業者、スティーブ・ジョブズは、画期的な製品を世に送り出すだけでなく、優れたプレゼンを行うことでも有名でした。

プレゼンとは、自分の伝えたいことを伝えて、人の心を動かす場です。ジョブズは、プレゼンを通して、多くの消費者を魅了し続けていました。

本記事では、ジョブズの伝説のスピーチから、プレゼン術を学んでいきたいと思います。
まだジョブズのスピーチを見たことない人は、非常に有名なスピーチなので、こちらの動画 (14分程度) で事前にチェックしてくださいね!

ここがポイント!効果的な掴み

プレゼンのはじまり。あなたはいつもどのように始めていますか?いきなりテーマを話していませんか?

聴衆が自分の話を聞いてくれるように、まずは場を温めることが必要です。ジョブズは、スピーチの場が大学の卒業式ということから、自分は大学を卒業したことがないという話をユーモアを交えて話し、聴衆に親近感を持ってもらっています。

このように、相手の立場に沿った話をすることは、掴みで聞き手に親近感を持ってもらいたいときに非常に効果的です。

ここがポイント!全体像を簡潔な言葉で表す

ジョブズは、効果的な掴みを終えたら、さっそくすぐに「3つ話をします、たったの3つです」と言っています。

実はこの手法は、プレゼンにおいて非常によく使われます。前もっていくつ話をするのか伝えておくと、聞く側は大変聞きやすくなります。

ジョブズは、非常にシンプルに、今回のプレゼンの構成を紹介しています。

掴みが終わった後、本格的にプレゼンを始める前に、きちんと聞き手にプレゼンの全体像を簡潔に伝えておくことが非常に大切です!

ここがポイント!各話にタイトルがついている

プレゼンとは、自分の伝えたいことを伝える場です。ですから、最初に伝えたいことを、短い言葉で明確に伝えたほうがいいです。

ジョブズの3つの話には、

  1. 点と点をつなぐ(connecting the dots)
  2. 大切なものとそれを失うこと(love and loss)
  3. 死について(death)


とすべてタイトルがついています。

このように、言いたいことを一つにまとめて最初に明示することが、プレゼンでは極めて大切と言えます。

ここがポイント!それぞれの話に必ず自身の体験談がある

プレゼンでは、最初にタイトルを言うことが大事。ただし、それで「タイトルを言ったから相手の心も動いた!」とはならないはず。

「点と点をつなぐ話です」と伝えて終わりだと、聞いている側は、結局プレゼンターが何を言いたいのか、さっぱりわかりません。

タイトルをバシッと言ったその次に、具体的な説明が必要です。
この具体的な説明では、自分の体験談を語ることが効果的と言われています。

ジョブズは、スピーチでそれぞれの話の題名を言った後に、自分の体験談を話しています。これが最も大切なのです。

自分のことを話すという方法は、最も説得力をもって人の心を動かします。

体験談とは、具体的に言うと、どのようなできごとがあって、その結果、自分は何を感じて、どう行動したのかという話です。そこの部分に、誰もが非常に関心を持っています!

それを聞くと、人の心は確実に動きます。
聞いている人は、この人の話は真をついていると、思うようになります。
ですから、伝えたいことを裏付ける体験談が、必ず必要なのです。

ここがポイント!締めの言葉

3つの話をし終えたジョブズは、最後に『全地球カタログ』の話をすることで、スピーチを締めています。

締めはなくてもいいものですが、あるとよりプレゼンのバランスが良くなります。ジョブズのスピーチのように、なにか名言を紹介するのも一つの手です。

ちなみに、ここでジョブズが紹介した "Stay hungry, stay foolish" という言葉は、このスピーチが有名になると同時に、とても有名な言葉となりました。

いかがでしたか?ジョブズのスピーチで学ぶプレゼン術をご紹介しました!
これであなたもプレゼンマスターです。
効果的なプレゼンを準備して、人の心を動かしましょう!

この記事の著者

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ゆりこ

現在、アメリカのシリコンバレーでコミュニティカレッジに在籍。日本では、塾講師と運営の仕事をしていました。都立日比谷→立教大学経済学部卒。留学情報、海外入試情報など書いていきます。

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