物理を苦手から得意に!!国公立二次の物理で満点をとった勉強法
はじめに
㊟私は物理を克服できたのが共通テスト後だったので、私の体験より余裕をもって3か月程度早めに進めることをお勧めします㊟
皆さんは物理に対してどういったイメージを持っていますか?
物理といえば得意な人と苦手な人で大きく差がつくイメージを持っている人が多くいるのではないでしょうか。
また、得意な人は何か物理のセンスがある人だと思っている人もいるのではないでしょうか。
今回は進研記述模試偏差値52から国立二次試験で満点(開示がまだ出ていないので予備校の解答速報をもとに自己採点を行った結果です)まで物理の苦手を克服するまでに行った勉強とその時期について紹介します。
~高校三年生4月
教科書レベルの問題を一周
物理は早い時期に全体像を見てから演習を行うと学習が深まります。
一周目は難しい問題に手を出さず、とにかく基礎の定着を意識して学習を進めます。
全体像を解説してくれているおすすめ動画
おすすめの参考書
リードα・セミナー物理
おすすめのYouTube
5月~7月
共通テストレベルの過去問10回分+復習
夏前に共通テストに必要なレベルの確認をしておくことで目標との距離を明確にできます。
過去問セットならどれを使ってもおすすめですが、私は東進の過去問演習講座で演習しました。
復習と同時に力学、熱、原子分野はもう一周しなおしました。
二周目におすすめのYouTube
8月
二次対策;第一志望校の過去問10年分+復習
自分の志望校の問題の難易度、問題形式、時間配分などの確認のために演習を行う。
ここで自分の志望校にあった難易度の問題集を一冊決めておくことをおすすめします。
(私は志望校の難易度とは関係なく、解説がわかりやすい参考書を選びました。身にはつきましたが、志望校の問題レベルよりもだいぶ難しいレベルまで演習したので少しオーバーワークになり、その分をほかの演習に回しておけばな~と思いました)
多くの高校が夏休みということもあり、まとまった時間が取れるので、少し難しめの問題集を一周するのにぴったりです。
おすすめの参考書
- 重要問題集
- 良問の風
- 名門の森
おすすめのYouTube
9月~11月
8月に一周した参考書のうち、間違えた問題を中心に2~3周目を行う。
ほかの大学で自分の志望校と同じレベルの過去問を解く。
同じレベルの過去問でも、問題形式が大きく異なるものは省いていました。
東京、京都を除く多くの大学では、ほかの大学の過去問の類題が出ることがあるので、経験を積むためにほかの大学の過去問も解いておきます。これは自分の苦手分野を中心に行いましょう。
また、私は力学が苦手だったので、力学をもう一周しました。
12月~共通テスト
共通テスト中心の学習+二次対策
共通テスト直前ということで、二次対策をおろそかにしがちですが、二次でも物理を使う場合は筆記も必要であり、問題形式も大きく異なるので二次対策も並行して行うことをお勧めします。
学校で共通テストの演習をする場合は、家では学校での演習の復習と二次対策。
学校で演習がない場合、共通テスト対策:二次対策が7:3など、共通テスト100%または二次100%といった演習は避けましょう。
もし共通テスト対策が12月からで不安な場合、11月から始めてみるのもおすすめです。
(実際私は12月から初めて間に合わなかったので…)
直前期におすすめのYouTube
共通テスト~二次
二次試験対策に全振り
共通テストの結果によって、志望校を変えた人はまず変えた後の大学の過去問を5~10年分解いて時間配分や難易度を確認しましょう。
志望校を変えなかった人は夏に過去問を解いて復習も出終わっているはずなので、9~11月に行っていたようにほかの大学の過去問をたくさん解きましょう。
私の実感としては、この時期が一番物理の学習においての成長率が大きかったと思います。
共通テストよりも科目数が少なく、物理に充てられる時間も増えるので、多くの問題を経験することができます。
終わりに
物理という科目は苦手意識を一回持つと後回しにされがちな科目だと思います。
ですが、演習量を重ねて一問一問、それぞれの物理現象に真摯に向き合うことで必ず武器にできる科目であることは確かです。
確かに、はじめはとっつきにくい科目ですが、学習を進めるにつれて好きになれると思います。
受験まであと一年でも苦手克服には十分な時間だと思うので、最後まであきらめずに頑張ってください。
㊟間違っていた問題、あっていた問題にかかわらず、解説はじっくり読み込んでください。
また、わからないからと言ってすぐに解説を開くのはNGです。
必ずわからない問題に出会ったらどこがわからないのかを分析し続けてください。
*東進の物理の先生で、三宅唯先生がおすすめです。もし東進で受講する機会があればぜひ。