僕のバイト体験談 ②ポスティング
こんにちは! 中西です
突然ですが皆さんはアルバイトをしたことがあるでしょうか?
「しているよ!」という方もいれば、「したいけど校則で禁止されている」という方も大勢いると思います。
僕自身も初めに通っていた全日制の高校では「したいけど校則で禁止されている」側でした。
それからなんやかんやあって通信制高校に転校したのですが、そこで様々なアルバイトを経験しました。
ということで、皆さんがこの夏休みや、高校卒業後にバイトをする際の参考になればと思いバイト体験談をまとめていきます!
今回は「②ポスティング」です!
派遣バイトを始める
前回の記事で書いたように、バイト先の焼き肉屋が潰れてしまった僕は次のアルバイトを探し出しました。
しかし髪染め可かつ高校生可のアルバイト先は意外と少なく、そこで初めて派遣バイトをしようと考えます。
ご存じの方も多いと思いますが、派遣会社に登録して、送られてくる仕事のリストからやりたい職種を選んで申し込むというやつですね。
そこでとりあえず家の近所でも就業可能で、髪染め可、高校生可の派遣会社を見つけて登録しました。
余談ですが、この会社は結果的には凄くしっかりとした会社だったのですが、一部危険な派遣会社もありますのでそこら辺の話はまた今度別の記事でまとめていきたいと思います。
方向音痴を克服したい
全然関係ない話のような小見出しですが、これ当時の僕は割と悩んでいたんですよね。本当に、あまりにも地図が読めなくて笑
グーグルマップを頼りに歩いているのに、なぜか真逆の場所につくこともしばしばあり、どうにか方向音痴を克服できないかなと考えていました。
そんな時とある起業家の方が「英語を得意にするために英会話教室で先生のアルバイトを始めた。絶対にやらなければならない環境になれば人は成長できる」と言った旨の話をしていたこと思い出し、僕は「地図を見て進めなければいけない仕事をすれば方向音痴は克服できるのではないか?」と考えました。
そこで見つけたのが、チラシをポストに投函していくポスティングと呼ばれる仕事。これで方向音痴克服だ! そう意気込んで申し込みをしました。
不安の初勤務
就業時間は9:00~18:00で、休憩が1時間の8時間勤務。焼肉屋の時はディナー営業のみだったのでせいぜい5時間程度だったことを考えると、かなり長い気がして耐えられるかなーと不安になりました。
そんな思いを抱えつつ朝8:30ごろに家を出発し、派遣先の住宅展示場の最寄り駅で他のスタッフの人と合流します。初勤務のその日は常連の中年のおじさんと2人でした。まだ17歳だったこともあり、色々な質問をされながら歩いて住宅展示場へ向かいます。
そして住宅展示場で2000枚のチラシと、その日配る場所の地図を渡されたのですがこの2000枚のチラシというのが途方もない量なんですよね。そしてその2000枚のチラシを小さい手引きのカートに乗せるのですが、これがまためちゃくちゃ不安定。はてさてこの仕事を1日やりきれるかなという不安がすごく大きくなりました。
普通に泣きそうになる
住宅展示場を出てすぐ、点字ブロックの段差でカートがガタガタと揺れ、開始5分で道のど真ん中にチラシをぶちまけます。さらにあいにくの強風で落としたチラシが風に吹き飛ばされます。
心が、折れました。
あーもうおわったー。だりー。バックレよっかな。別にこんなんやってもなんも意味ないしな。
なんて、心では悪態をつきながらも何とかチラシを集め、もう一度カートに乗せなおし、再出発。
お金を稼ぐのって、大変なんですよね笑。
その後
さあ、焼肉屋とは打って変わってしんどかった思い出が続いたのですが、実はこの仕事、2か月くらい続けました。
勤務回数で言うと10回以上務めたと思います。ここからはポスティングの楽しかったところです。
楽しかったところ
①自分の町をよく知れる
家の近くの住宅展示場だったので、基本的には私の住む市内のどこかにポスティングをしていました。その日ごとにエリアの書かれた地図を渡されるのですが、決して広い範囲では無いので、狭い道や古いアパートなどにも入って行かなくてはいけません。
けれどそのおかげで、自分の町をより深く知ることが出来ました。何十年も住んでいる場所でも、大通りから先は意外と行ったことが無かったりするんですよね。それがすごく楽しかったです。
②日給制だったので割が良い
ポスティングの仕事って、1枚~円という単価制の場合が多いのですが、僕の居た会社は日給制だったので、就業時間の8時間ぴったりで仕事を終わらせても、半分の4時間で終わらせても給料が全く同じでした。
なので朝、その日の地図を渡されるとき、結構ドキドキするというのがポスティングあるあるかなと思います笑
例えば団地がある地域の場合はあっという前に1000枚くらい配ることが出来ますが、駅前の方だとあまり大きな家が無くてかなり手こずったり……。
あとさらにありがたかったのは、なぜかそこはノルマを敷いてなかったので、2000枚配りきることが出来なくても怒られませんでした。一緒に働いたことのあるおじさんたちによると、配りきれなかったらブチ切れられたり、配りきるまで帰らせてくれないクライアントもあるみたいなので、だいぶ良心的でしたね。まあそれだけ良心的な分、配れないとめちゃくちゃ胸が痛いので、極力配りきれるように頑張っていましたが。
③マジで方向音痴克服
そして最後の良かったところは、本当に方向音痴を克服できたことですね。
当たり前だけど地図をよく読まなければいけないし、同じ家に2度投函してしまわないようチェックもつけていかなくてはなりません。そして効率よくポスティングをするために、ルートのイメージも脳内でしなければいけなかったので、必然的に地図が読めるようになり、何となくこの道はここに抜けてそうだなみたいなこともわかるようになりました。
まあ、今でも新宿駅とかではごりっごり迷うんですけどね笑
なんで辞めた?
では、なんでその仕事を辞めたのか。それは、慣れるという人間の習性に恐怖を覚えたからです。
始めはあんなに大量に見えていたチラシに対して特に感情は動かず、あれだけ手こずった手引きのカートも難なく引けるようになり、周りの目も特に気にならず、何ならこのバイトでずっと稼いでいこうかな? と思うほどでした。
そしてとある日の夕方、駅前で談笑する高校生の横を通った時ハッとしました。
自分は高校を辞めて(転校して)何をやっているんだろうって。こんな目先の金欲しさに時間を浪費して、あれだけ嫌だった仕事にも全く拒否感が無くなって。
その瞬間、もう辞めようと考えて、その日以来ポスティングの仕事は辞めました。
まとめ
さあ、そんな紆余曲折あったポスティングの体験談でしたが、表にまとめるとこちら
給料は時給換算すると確か8時間で配っても1200円近くて、さらに短時間で配った際には実質的な時給は上がるわけですから高校生にしてはだいぶ美味しかったです。
人間関係とやりがいの☆3は、人それぞれなのでどっちとも言えない感じですね。
丸一日1人での作業なので、人間関係の煩わしさみたいなのは無いですが、誰とも喋らず黙々と仕事をするのもしんどいもんです。よくマンションの前で休憩しているおばあちゃんとかと喋ったりしていましたし笑
やりがいに関しても、まあ2000枚というチラシを配るわけですから達成感のようなものは無いわけでもないですが、言っちゃえばこれでお客さんが増えようが減ろうが、マンションが売れようが売れなかろうが関係ないんですよね。あくまで配ることが仕事なので。
これが自社のコンテンツで、例えばこのokenaviのチラシを配りますとなるとやりがいはあるのでしょうが、そういうことを考えると、当時の仕事のやりがいはそこまでなかったのかもしれないです。
なので総合評価は☆3。まあ色々思い出やエピソードのあるバイトでしたが、今はそこまでやりたいとは思わないです笑
さて、こんな感じで今後も過去のアルバイトを振り返っていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!
読んでいただきありがとうございました。