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僕のバイト体験談 ①焼肉屋


その他
2022年7月31日

こんにちは! 中西です
 
突然ですが皆さんはアルバイトをしたことがあるでしょうか?
 
「しているよ!」という方もいれば、「したいけど校則で禁止されている」という方も大勢いると思います。
 僕自身も初めに通っていた全日制の高校では「したいけど校則で禁止されている」側でした。
 
それからなんやかんやあって通信制高校に転校したのですが、そこで様々なアルバイトを経験しました。
 
ということで、皆さんがこの夏休みや、高校卒業後にバイトをする際の参考になればと思いバイト体験談をまとめていきます!
 
今回は「①焼肉屋」です!

初めてのバイトをするならここ!と決めていた

僕が初めてバイトをしたのは高2の12月、地元のお気に入りの焼肉屋でした。
確か中3くらいの時にオープンしたお店で、めちゃくちゃコスパが良くて、よく友達と行っていたんですよね。
なので、「初めてのバイトをするならここ!」という風に考えており、そしていざ面接へ。
 
初めての面接なので緊張していたのですが、芸人のロバート秋山さん似のよく焼けてロン毛の店長さんが気さくに話をしてくれました。 
会話の内容も「何曜日出られる?」とか「キッチンとホールどっちが良い?」みたいな、今考えたらごく一般的なものだったと思います。
 
またお店を出るときには金髪のかっこいいお兄さんと、かっこいいシュッとしたおじさんがキッチンから出てきて、改めて「ここで働きたいなぁ」って思ったのをよく覚えています笑
 
そしてその翌日、採用の電話が来て見事初めてのバイト先が決まりました!

新店長

そして初出勤の日、迎え入れてくれたのはあの金髪のかっこいいお兄さん。
 
「実は今日から俺が店長になったんだよね。よろしく!」
 
その爽やかな口ぶりに思わず「はい、よろしくお願いします!」と返しましたが、冷静になってから「え、あの店長変わったの?」って気がつきました笑
 
新たな金髪店長はまだ22歳。しかも半年前までは彼女のヒモで、気まずいからと働き始めた焼肉屋で店長に昇格。

そんなこともあるんだなぁと、驚きました笑

慣れないことばかりだけど楽しい!

22歳の店長と、20歳前後の大学生中心の職場で、僕はまだ17歳だったこともあり、結構可愛がってもらいました笑
当時は17歳も20歳もそんな変わんなくないかなぁと思ってましたけど、確かに20歳を迎えた今になると、若いなぁと言いたくなる気持ちもわかります笑
 
まあそんな環境だったので、全て初めての慣れない作業でも丁寧に優しく教えていただいて、めちゃくちゃ楽しかったです。
 
開店準備でテーブルのセッティングやトイレ清掃をする所から、ホールスタッフだったので料理を出したり、逆に空いてるお皿を下げたり、落ち着いてる時間帯に皿洗いをしたりなど、飲食店の基本的な仕事は全て経験させていただきました。
 
その中で凄く印象に残っているのが、実はホールの仕事ではなく、トイレ清掃のことなんですよね。
うちのトイレは個室1つだけだったので、便器、床、壁、鏡などを全て拭いていたのですが、初めての清掃後に店長に呼び出されました。
 
「全体的に良かったんだけど、1か所まだまだな所があるんだよね。わかる?」
 
僕は全然わからなくて、確か「いやぁ綺麗にしたつもりなんですけどね…」みたいなことを答えたと思います。
すると店長は手を洗って、顔を上げて、そして鏡を指差しました。

「鏡が綺麗になってないと、最後にトイレを出るとき良い気分で出られなくない?」

それから自分で鏡を拭いて「鏡は心。これからは特に気使って磨いてな!」と言い、トイレを出ていきました。
最後の「鏡は心」というのは半分冗談めかして話していましたが、その姿がめちゃくちゃかっこよかったんですよね。
 
そこで自分は何となく掃除をしていて、だから綺麗にした「つもり」としか言えなかったのだと気がつきました。
しかし美味しいものを提供することだけが飲食店の役割ではありません
来てくださったお客さんに良い気分で帰ってもらえるように、来て良かったと、また来ようと思ってもらえるように仕事をしていかなくてはいけません。
 
だからトイレ清掃といった一見あまり関係ないように見える仕事も、本気で取り組まなければいけない。
こういった考えを17歳の時に自分の中で強く自覚出来たのはかなり良かったなと思います。 

17歳のクリスマスイブ

残念ながらクリスマスを共に過ごす女の子が居なかった17歳の僕は、どうせならお金を稼ごうとシフトを入れていました。
 
すると出勤直前、「申し訳ないんだけど、今すぐ来てくれない?」と店長からの電話。
僕はあのかっこいい店長のことだし、きっとクリスマスプレゼントでも用意してくれているのだろうと、浮足立ちながら急いでお店に向かいました。
 
ドアを開けると店長がバックヤードの方を指差します。「やっぱりプレゼントだ」そう期待に胸を膨らませながら店長を待っていると、
 
「12月いっぱいで店が潰れることになった。あと1週間だけど、最後まで頑張ろう」
 
ドラマのように「え、嘘ですよね?」と思わず返してしまいましたが、そんなタチの悪い嘘を店長がつくはずもなく、僕は初めてのアルバイト先とお気に入りの焼き肉屋を同時に失うことになりました

最後の思い出

それからの1週間は本当にあっという間で、閉店日の30日は皆で残った肉を焼いて忘年会兼閉店会?をしました。肉もご飯もジュースも食べ放題。最後は料理長が余った料理を袋詰めして持ち帰らせてくれて、そんなこんなで初めてのアルバイトは1か月で幕を下ろすことになりました。
 

まとめ

さあ、そんな悲しい初アルバイトの体験談でしたが、表にまとめるとこちら


 
給料は確かまだ研修期間だったので、東京都の最低賃金より少し高い1100円だったと思います。人間関係とやりがいはもちろん星5。

すごく良い経験をさせていたき、とても良い思い出ではあるのですが、突然閉店することになってしまったのを考えると総合評価は星4という所でしょうか。
 
さて、こんな感じで今後も過去のアルバイトを振り返っていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

読んでいただきありがとうございました。

この記事の著者

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中西

某私立高校→N高等学校→東洋大学文学部教育学科2年  勉強は苦手なので、インタビューや体験談を中心に書いていきます。たまに真面目な教育関係(通信制高校・教育学)の記事も書きます!