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Qlanly 鈴木彰悟さんへのインタビュー①高校・大学編「どうせ目指すなら全人類を幸せにしたい」


その他
2022年5月25日

こんにちは!こうきです。
 
今回から2回に渡って、興味・専門・やりたいことでつながる大学生向けソーシャルマッチングアプリQlanlyの運営をされている鈴木彰悟さんへのインタビューをお送りします。
 
本日は①高校・大学編「どうせ目指すなら全人類を幸せにしたい」ということで、鈴木さんの学生生活に迫ります!

ぜひ勉強の休憩時間に読んで、視野を広げてもらえると嬉しいです!

本日はよろしくお願いします! まずは高校時代のお話を伺わせてください

高校は法政大学第二高等学校という付属の学校に通っていました。部活動は軟式野球部に入ってたのですが、2年生で退部してからは、小説を書いたり、野球を教えたりしていました。

差し支えなければ退部された理由を教えていただけますか?

中学の部活でも野球をやっていたので、高校でも続けようと考えていたのですが、表向きはケガを理由に辞めました。というのも、ケガは本当の理由じゃないなって今振り返ると思います笑
 
私は人よりもより多くの人に愛されたい欲がとても強い気がしてます。幼少期から「いい子」「優秀な子」でいることに縛られてきたことで、いい子・優秀な子でいないと人から愛されないと私は無意識に考えてしまいます。

そのため、愛されていないと実感した途端、そのコミュニティから疎外感を感じてしまいます。高校の野球部では、まさに怪我をきっかけに、コミュニティへの疎外感を感じるようになり、その結果辞めることになりました。

そうだったんですね。では、部活を辞めてからは何をされていましたか?

部活を辞めてからは、「自分とは何か」や「自分って何がしたいんだろう」みたいな所から哲学に興味を持つようになりました。また高3からは進学先の学部(キャリアデザイン学部)の授業が受けられるのですが、そこで起業やスタートアップ、ベンチャーにも関心を抱くようになりました。

その頃から起業を考えられていたんですね

以前は周りの人たちが、大好きな人たちが幸せになってくれればいいなと思っていたのですが、高3くらいの時に「どうせ目指すなら全人類を幸せにしたい」と考えるようになりました。
 
そこから人生をかけて周囲の幸せを大切にしつつも、社会的に意義があるインパクトの大きい事業をしていきたいなと思うようになりました。

では次に大学時代のお話を伺わせてください

私は今卒業のタイミングなんですけど(取材日3月24日)、1年休学してる期間を含むと5年間大学に居たので、だいぶ長い話になってしまいますが大丈夫ですか?笑

全然構わないです笑

今話したとおり、「誰かの幸せのために」ということを考えるようになったのですが、結局何をすれば良いのかは分かりませんでした。
 
そこで例えば「貧困に陥っている人はみんな幸せだと感じていないのだろうか」みたいなところを明らかにしたいと思い、国際協力の活動を始めました。それは4年間くらい続けましたね。
 
その国際協力の活動を通して、あらゆる人のキャリア(人生の道筋)には、人と人とのつながりや経験・知識が重要だということに気がつきました。
 
そこでまずは町をデバイスにして人と人をつなげるみたいなことをやろうとしました。チームラボの町版をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

具体的には、「ホログラム技術の社会実装」をテーマにもっとおもしろく、ワクワクするようなまちづくりをしたいという想いを胸に活動を始めました。ただ、当時の自分には何もできませんでした。ここで「熱意を持って何かに取り組みたい・取り組んでいる大学生の横のつながりづくり」に大きな課題感を感じて、Qlanlyの開発を始めました。

同世代でホログラム技術やデジタルアートを専門に勉強している人がいる。だけど、その人たちと繋がりを作ることができる場所がない。もし繋がることができたら、もしかしたら自分はその分野で事業を立ち上げることができたかもしれない。これから未来を創っていく多くの若者にとって、自分と同じ想いをさせたくない。その思いから始まったのがQlanlyです。

そのような経緯でQlanlyを思いつかれたのですね。

はい。とはいえ、自分にはビジネススキルやノウハウは全くなかったので、色んな会社でインターンをしてきました。
 
映像を使ったまちづくりって文脈で業界を探した時に「デジタルサイネージ」というシステムに出会い、まずはその業界でインターンを始めました。
 
ただ5年前の話なので今よりサイネージが普及していなくて、業界も盛り上がる直前でインターンを募集している企業が無くて笑
 
そこで一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムみたいな、名前は忘れてしまいましたが、その社団法人に登録している会社に片っ端から「タダでいいので働かせてください!」って電話をしていきました。その結果、一社受け入れてもらうことができ、そこで3か月くらい色々経験を積まさせていただきました。

大学1年生から凄い行動力ですね笑

その後はより自分が成長できる環境に身を置くために、休学してスタートアップの立ち上げに参画しました。そのスタートアップでは、オフィスに半年間泊まり込みで仕事をしていました笑
ある程度そのスタートアップで修行を積み、その後独立し、映像制作の案件などをあるクリエイターさんと組んで行ったりしていました。

という感じで色々迷いながらも、とにかく行動することだけはやめずに前を向いてきた自分ですが、特に価値ある経験だったのは、独立系のVC(ベンチャーキャピタル)で働いたことです。2年間、あるVCでお世話になったのですが、そこで海外スタートアップの技術や事業をみたり、あらゆるビジネスモデルについて洞察したりする時間が増え、以前より「起業家」としての戦い方がリアルに描けるようになりました。まだまだ未熟すぎて、足りないことしかないですが、VCで働いたことは自分にとって大きな経験だったと思います。

こんな感じで、自分の思想を確かめつつ、より実践的なスキルを身につけようともがいてきたのが僕の大学生活でした。

いやぁ、淡々と振り返っていただきましたけど凄い濃い5年間ですね笑

そうですね笑



本日はここまで。次回は②アドバイス編「人とのつながりや経験を得る機会を最大化する」ということで、鈴木さんから読者のみなさんへのアドバイスや今後の抱負を伺ってまいりました!

また鈴木さん、Qlanlyが気になるよという方は是非下記のリンクからアクセスしてみてください!

鈴木さんのTwitterはこちらから
Qlanlyのホームページはこちらから

読んでいただきありがとうございました。

この記事の著者

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中西

某私立高校→N高等学校→東洋大学文学部教育学科2年  勉強は苦手なので、インタビューや体験談を中心に書いていきます。たまに真面目な教育関係(通信制高校・教育学)の記事も書きます!