E判定から旧帝大に合格した方の高校生活を探る!ぱたさんへのインタビュー①
ばってんです ♨️
普段、友達と勉強する方も多いと思いますが、なかなか先輩方の高校生活を見る機会って多くないですよね。
でもよく考えてみると、自分が行きたい大学に行くためのコツは、実際に行った人に聞くのが一番確実な情報源です。東京大学であれば、市販でいろんな合格体験記が売っていますが、他の旧帝大はそうでもなかったりします。
そこで今回は、最後の模試までE判定で、先生と喧嘩しながら東北大に突っ込み見事に合格されたという武勇伝の持ち主、数学YouTuberのぱたさん(YouTubeのチャンネル、okedouのチャンネル、現在東北大学理学研究科代数学専攻修士1年)に、高校時代の過ごし方や、進路選び、さらには大学入学後の話をじっくりとインタビューしました!
内容が盛りだくさんすぎて、1つの記事に収まらず、5部構成になっています。どの記事も、日々の勉強にビシビシ役に立つはずです。
今回は第1弾で、どんな高校生活を送っていたのかを根掘り葉掘り聞いていきたいと思います。
勉強の休憩時間に是非読んでみて、やる気を少しでも上げてもらえたら嬉しいです。
(授業をするぱたさん)
高1・高2の過ごし方
宜しくお願いします!
宜しくお願いします〜。仙台に戻ってきました。笑(つい2週間前にコラボ動画撮ってました)
高1や高2の頃は日々どんな感じで過ごしてましたか?
本当に部活メインでしたね。結構厳しくて、月に1回か2回しか休みがありませんでした。勉強に関しては、担任が厳しかったので、真面目に聞いてましたね。宿題も多くて、英語や国語は「週末課題」みたいな宿題もありました。
でも、どんな宿題も、解答は絶対に写さず、自分でやるようにしていました。
忙しい中その心掛けはすごいですね。誰かから言われてやっていたのですか?
いえ、自分で意識的にそうしていました。高校受験でめちゃくちゃ勉強して、奇跡的に入れた公立校だったので、「頑張らなきゃ」という意識が高かったんだと思います。当然宿題はちゃんとやるものだと思ってましたね。
10クラス中の2クラスが特進で、そこに入っていたので、周りの環境も良かったんだと思います、みんな宿題はやっていたので。部活になると一般クラスと混ざるので、部活の友達は宿題出してない子の方が多かったですけど。笑
今日はちょっといいかな...と思うときは無かったですか?
無かったですね〜、宿題やるのって部活よりも楽だったんですよね。笑
あとは、部活は弓道だったんですけど、顧問が自分の英語の先生で、「勉強も手を抜かずにやれ。武道なので、私生活からちゃんとしないとダメだ」という指導スタイルだったので、自分にとって宿題は部活の一環だと思って頑張っていました。
部活と勉強をつなげられるのはすごいです。何か授業とは別に、自分で勉強していましたか?
高1、高2のときは進研模試の復習をやるくらいで、それもやれと言われたのでやっただけですね。他はやってません。
授業は、教科書以上のことはやらず、基本的な内容がメインという学校だったので、宿題をやっていたら授業に追いて行かれることはありませんでした。
高3になっての変化
そんな中、高3になって何か勉強面で変化はありましたか?
学校の課題をこなしていれば、地元の国公立を目指せるくらいのレベルくらいだったんですが、受験生時代は自分で自分に課題を課して、それをこなしていっていました。
これは、高1高2の頃に宿題をサボらずにやっていたことで、勉強をする習慣がついていたことがとても大きいです。
なぜ受験勉強を始めようと思われたのですか?
自分の高校は地元の静岡大学に30人くらい入る高校で、高校に入った頃は、周りの子と同じく静岡大に行ければいいやーという感じで、もっと上の大学に入ろうとは思ってませんでした。
そんな中、高3に上がる春休みに、学校の進路部長が全体集会で受験勉強について話をしていて、「よし、周りと同じくらい受験勉強しよう」と思って勉強を始めました。
みんなその頃から塾に行き始めていたのですが、自分も高3の4月から河合塾に通わせてもらいました。でも取った教科は好きな数学だけで、自習室を使うことが目的でした。笑
進路部長の「喝入れ」はあるあるですね。笑 そこから成績が上がっていったのですか?
部活が終わってから勉強時間が大きく増えて、とんでもなく成績が伸び始めました。もともと、自分で自分に課題を課して、こなす力がついていたことが大きいです。
また、部活もクラスも同じで、難関大の名古屋工業大学を目指してた子がいて、高3の春から一緒に河合塾に通うようにしていたのが大きかったです。自分よりも成績は良く無かったんですが、部活帰りに塾に行ってめちゃくちゃ頑張ってて。部活の後はその友達に付いていくようにして、自習室で強制的に勉強していたので、時間は確保できていました。友達と切磋琢磨できたのは良かったですね。
勉強法や志望校選びはまた後で詳しく伺わせてください!公立校ということですが、学習進度はどんな感じでしたか?
数学は、学校の進度が結構早くて、1学期の終わりに数学3の教科書レベルが終わりました。夏休みに数学3の演習をして計算に慣れろ、という方針でした。
物理と化学は高3の10-11月までかかりました。物理は苦手だったので、何も言えることはありません。笑 化学に関しては、理論化学が高2で終わり、高3の1学期に無機化学、10月くらいに有機化学が終わりました。もともと先生から「学校の進度に合わせていたら間に合わない」と言われていました。
間に合わない中で、化学の勉強はどうやって工夫していましたか?
今まで習ったことをとにかく確実に身につけていくために、知識をノートにまとめていました。五感を使って覚えていましたね。
また、理論化学は高2で終わっていたので、高3の夏休みに自分で演習していました。よく「全ての単元が終わるのを待たないと受験勉強できない」と考えている方がいるのですが、全然そんなことはなく、理論と無機有機は別の科目くらいに思って、全単元が終わるのを待たずに、これまで学んだ単元を固めていった方が良いです。
特に理論化学は、無機や有機と比べて、覚えることを覚えるステージと、入試問題に太刀打ちできるようになるステージが離れているので、早めに手を付けることをオススメします。
(ぱたさんのチャンネル登録も是非!)
いかがでしたか?
高1や高2の過ごし方が、受験勉強への入っていきやすさに大きな影響を与えていましたね。たかが宿題、されど宿題で、チリも積もれば山となるので、今宿題をサボっている人は、本当にそれで自分のためになるか、是非考えてみてください。
次回は勉強する上でのモチベーションの管理法を聞いていきたいと思います!記事はこちらから
読んでいただき、ありがとうございました〜。