現役開成生の起業家、藤原遥人さんへのインタビュー②

その他
2021年9月25日
現役開成生の起業家、藤原遥人さんへのインタビュー②

ばってんです ♨️
 
普段、自分が通っている高校の人たちとはよく話すと思いますが、他の地域の高校の人とじっくり話す機会ってなかなかありませんよね。「他の高校の人たちってどんなこと考えているんだろう...」というのは、誰しも一度は思うことでもあります。
 
そこで今回は、開成高校に通いながら、ゼロから起業して「寺子屋ISHIZUE」という塾を経営している藤原遥人さんに、寺子屋ISHIZUEとはどんな塾なのか、起業のきっかけや想い、進路や日々の勉強方法についてじっくりとインタビューしました!開成高校は、東大王の伊沢さんの母校としても有名ですね。
 
内容が盛りだくさんすぎて、1つの記事に収まらず、4部構成になっています。視野を広げてくれる内容ばかりで、高校生時代の自分に読ませてあげたいです。

 
今回は第2弾で、起業に至ったきっかけ、個人として大事にしている意思決定の軸、起業して感じたことなどについて深く掘り下げて聞いていきます!
 
勉強の休憩時間に是非読んでみて、日々のモチベーションアップにつなげてもらえたら嬉しいです。

(インタビューに答えて下さっている遥人さん)


前回の記事では、寺子屋ISHIZUEとは何かについてじっくりとお話を伺いました。今回は、藤原遥人さんの個に焦点を当てて聞いていきたいと思います。

起業に至ったきっかけ

起業しよう、と思ったきっかけは何だったのですか?

タイミングは高校1年生になったときでした。もともと、「これを絶対に目指す」という目標がないと気に食わない性格で、1年が終わった大晦日に「これを頑張った」と言えるものがあるかかを意識して行動してきました。中1のときはサッカーのクラブチームで活躍すること、中2からは受験勉強に切り替えて、2年間1日10時間以上勉強していて頑張るものがあったのですが、受験が終わって高校に入ると、目指すものが無くなったんですね。
 
開成高校に入ったので、次の目標はそのまま東大に行くことなのかと思ったりしたのですが、「何かもったいない。もっと新しいやりたいことを見つけたい。」という気持ちになっていきました。これは、コロナ禍で考える時間ができたのが大きいです。
 
休校期間は、友達とウイイレを9時間やったりしていたのですが、YouTubeでゲームのことなどを調べていたら、たまたまオススメにビジネスに関する動画が出てきました。調べていくと、自分でビジネスを起こすのってカッコいいな、高校生で月何万円も稼げたらすごいんじゃないかと興味を持っていきました。その時はまだ不純な動機でした。笑
 
今年は、ISHIZUEをもっと大きくしていって、海外大学進学のための勉強を進めていこうという目標があります。

寺子屋ISHIZUE

(寺子屋ISHIZUEについては、前回の記事で)


なかなか行動に移せない方も多いと思います。一歩踏み出せたのはなぜだと思いますか?

自分の中では、高校受験で成功できたことが大きいと思っています。実は幼稚園からずっとサッカーをやっていて、小学校は全国大会に行く程強いチームで練習をしていました。でも中1のときに、自分にサッカーの道は無理だなと気付きました。
 
これまで親に、お金も時間も使ってもらってたのが申し訳なかったのと、サッカーから逃げてダラダラ生きるのは嫌だなと思い、努力はやめないようにしようと決めて、サッカーの代わりに受験勉強を頑張ろうと自分で決意しました。
 
塾もお金がかかるので、元を取ろうと思って、質問とか自習とかしまくっていくことで、勉強も好きになって成績も上がっていって、無事開成高校に合格できました。これが自分の中で「やればできる」という大きな成功体験になり、どこにでも行ける、という自信につながりました。


自分で決めて動いたところがすごいですね。決断や行動をする上で大事にしていることは何ですか?

ISHIZUEを始めることは、実は自分の中ではそこまで「大きな決断」ではありませんでした。自分がやりたいものを突き詰めていって、気付いたらISHIZUEを始めていたという感じで、大きな決断というよりはステップを踏んで行っているような感覚なんですよね。でも立ち上げ当時はうまく回らなくて、学校の定期テストの勉強もやらないといけないんですけど、ガン無視で挑戦していました笑
 
やってみて、1回立ち止まって、俺はなんでこれをやりたいのか、本当にやりたいことなのか、と自問自答することは大事にしています。「カッコいいから」というのは始めるきっかけにしかすぎなくて、地道な作業が発生してくると、そのモチベーションでは続かなくなると思います。

周りは気にならないですか?

目立ちたがり屋なので、めちゃくちゃ周りは気になります。笑 one of themになりたくないというのは常に考えています。中学校では一番勉強ができたので、自然と目立つのですが、開成高校に行くとみんな勉強できるので、自分のアイデンティティって何だっけ、というのは入学後痛感させられました。他の人にはないものも探して行ったことが、起業という選択を後押ししてくれたと思います。
 
また、同じく学生起業とかハーバード大学とかに進学した人とかを見て、やべえ、と焦っていました。最近は少し考え方が変わってきて、焦るよりも、やると決めたことをサボらずに習慣化して継続して、力を付けていけば追いつくな、と考えるようになっていきました。あと2年ありますし、英語力とかエッセイとか、それに集中してやり続ければ必ず追いつくなと。習慣化できているか、という自分との戦いに切り替わってきました。

その切り替わりは何がきっかけだったのですか?

一緒にビジネスを始めたパートナーがそういう思考だったので、それを盗みました。彼は青山学院高等部を中退して、デザインとか勉強とかギターとかを自分でやって没頭していて、周りと比べる思考が全く無かったんですよね。話しているととても良いなと思って、吸収させてもらいました。笑


起業して気付いたこと

起業して大変だったことは何ですか?

人間関係ですね、誰かが辞めてしまうというときが大変でした(前回の記事参照)。また、自分とパートナーはお金を受け取っていないのですが、講師の高校生に対しては受講料から支払うようにしたり、色々と工夫しました。
 
あとは少数精鋭でやっていることもあって、自分の性格を変えて、考え方や他の運営メンバーに対する態度を変えていったのですが、それが大変でした。

人格を変えてまでも起業して良かったと思える理由を教えてください。

ゼロからイチを作ることができる経験ができたことです。成績や模試の成績を上げるとか、部活で頑張るとか、確かに尊い努力なんですけど、それはすでにある世界の中で努力しているにすぎなくて、僕は高校生で自分の作品をゼロから作る経験ができるというのは貴重だなと。
 
また、何も持っていない状況で初めて、事業を継続させて収益も落としていないという実績が、地道に努力を続ければ必ず結果はついてくるという成功体験に結びついて大きな自信になっています。
 
塾経営を始めて思うのは、勉強はとても簡単なんだなと。勉強する内容が決まってて、わからないことがあったら調べたり人に聞いたりするだけで必然的に成績が上がっていくので、こんな楽なことはないですね笑

起業する前と比べて、変わったことは何でしょうか?

まずは、「なんでだろう」と疑問を持ったときに、絶対答えを見つけ出したい、見つけるまで帰らない、という粘りができたことですね。疑問を持つことは前から変わっていないのですが、投げやりにするのではなくて、1個の問題に向き合って、自分なりの答えを出して納得することができるようになりました。
 
それができると、「自分が将来どうなりたいか」「今やってることは正しいのか」「学校に行く必要があるのか」など自問自答しながら考えて、自分なりの答えを出して行動できるようになるので、日々の行動に「意味」を持たせることができます。そうなれば、モチベーションが大きく変わってきます。辞めるときにまたそれなりの理由が必要になるので、辞めにくくなる、という効果もありますね。笑
 
また、社会の仕組みに対して、納得できるようになりました。いろんなことが「しょうがない」と思えるようになったというか。もともとは、教育ってなんでこんなに変わるのが遅いのかな、政府クソだな、とか批判するだけで終わっていて、深く考えることもせず、自分で解決しようとしませんでした。ですが今だと、政府がこういう仕組みで、生徒の状況がこうなっているのか、とか理解できることが増えて、ちょっとだけ社会の仕組みを知ることができています。
 
あとは、一つのサービスを作るのがいかに大変かがわかりました。理念を決めたり、アプローチを決めたり、内部のこと、集客のこと、いろんな作業がありますが、全て「何でやってるのか」に行き着くんですよね。道を歩いていて創業100年の老舗とかを見かけると、前までは何とも思わなかったのに、今では心の底からすごいなと思えるようになりました。

(寺子屋ISHIZUE、講師募集中とのことです!)


いかがでしたか?
 
学校で教えないことを高校生が教えてくれる塾、寺子屋ISHIZUEについて詳しくお聞きしました!
 
寺子屋ISHIZUEは高校生講師を募集中とのことなので、高校生の方でもし共感する方がいらっしゃったら、講師として応募してみてはいかがでしょうか?受験勉強とはまた違った、大学生・社会人になっても役に立つ学びができますよ。ちなみに、第4回の記事ISHIZUEが求める講師像について詳しく聞いているので、そちらも是非見てみてください。
(連絡先はこちらのインスタグラムのアカウント

今回はビジネスや考え方に焦点を当てた話になったので、次回は藤原遥人さんの進路の予定や、日々の勉強の意識に焦点を当てて話を伺おうと思います。YouTubeの授業動画の勉強への活用法も!次回の記事はこちらのリンクからチェックしてみてください!

読んでいただき、ありがとうございました〜。

この記事の著者

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ぶおとこばってん

ラ・サール中高→東大理1→計数工学科(数理情報)→UCLA院卒 社会を人から変える会社 SpesDen の CEO YouTube上で、高校数学をじっくりコトコト深く解説中 頭があったまる記事を書いていきます ♨️

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