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面接の攻略法!〜帰国生へのインタビュー(一橋)Part 3〜


その他
2022年3月3日

こんにちは、しりょかわです〜

自分と全く違うバックグラウンドを持つ人が、どういった人生を歩んできたのかって気になりますよね。そういった人達が持つ当たり前は自分が考える当たり前とは異なることが多く、そのギャップから新たな気づきや刺激がもらえることも多々あります。

そこで今回は7歳から高校卒業までをニュージーランドで過ごし、高校卒業後に帰国生受験を利用して一橋大学経済学部に進学した方にじっくりとインタビューしました!

高校生活、勉強のモチベーション、帰国生受験のことなど盛り沢山な内容になっていますので、数回にわたってお伝えしていこうと思います。

前回の記事はこちらからどうぞ!

今回は帰国生受験を利用し一橋大学経済学部に合格した、受験生時代についてお伝えしていこうと思います!

内容

  • 志望校選びについて
  • 帰国生受験の概要
  • 面接で大事なこと


志望校選びについて

今回は受験生時代のことについて聞いていこうと思います。よろしくお願いします!

はい、よろしくお願いします!

では、まず日本の大学を志望したのはなぜですか?

理由は2つありますね。
一つ目は日本での生活が楽しかったからですね。幼い頃ほんの少し日本にいたんですけど、その時の生活が楽しかったんですよね〜。
二つ目として、このままニュージーランドにいる理由があまり見つからなかったからなんですよね。自分にとってニュージーランドの大学に行くという選択肢があまり魅力的じゃ無かったんですよね。それだったら、個人的にも日本が好きだし、日本のレベルの高い大学にいった方がいんじゃないかと考えましたね。

次に志望学部はどうやって決めたんですか?

一橋を受験する時には「経済学部に行こう」ってなってたんですよね。
でも、日本に帰ってきてから受験勉強を始めるまで、これといって大学で勉強したいことがなかったんです。
ただ、その時は文系の学部にいこうということだけは決めてましたね。

文系に決めた理由は何だったんですか?

日本の受験数学が合わなかったからですね。
高校生の時に一時帰国して帰国生受験用の冬季講習にいったことがあるんです。
その時は理系のコースの授業を受けていました。
その授業内で、講師の方が生徒に向かって「〇〇の公式、何だかわかるか?」みたいな質問をしてたんですよ。
要するに公式も全部覚えといてね、ということですよね。

ニュージーランドでは、問題用紙に公式は記載されているんですよね。その公式をツールとして使って、自分の頭で考えて解くという問題ばかりをやってきたんです。
なので、公式を覚えるという勉強は自分にはどうしても合わなかったんですよね。

1年でこの差を埋めるのは難しいと感じたので、文系にしました。

確かにアメリカでも公式などは全部問題用紙に書かれていましたね。
では、受験した大学を教えてください。

慶應義塾大学の商学部・文学部・経済学部・法学部・総合政策学部、上智大学の総合グローバル学部、一橋大学の経済学部を受験しました。
上智の総グロ以外全部受かりましたね。

慶應義塾大学の帰国生受験って時期が一番早いんですよね。確か8月9月だったかと思います。
その時期は学部を絞ってないという感じでした。そのため、慶應の文系学部受けておこうという感じでした。

慶應を受けた理由としては、学歴とラグビーですね。
高校生の時に環境の大切さを学んだので、できるだけレベルが高い大学に行きたかったっていうのと、ラグビーを大学でも続けたかったから慶應を受験した感じです。

早稲田を受験しなかった理由は、来年に帰国生受験枠をとっておこうと思ったからです。
帰国生受験て各大学で一回しか使えないんですよね。
なので、もし今年ダメだった時ように早稲田は受験してませんでした。

受験した慶應の学部全部受かったんですね!!!
一橋大学を受験した理由と一橋大学の受験で経済学部にした理由は何だったんですか?

慶應の受験は8月9月で一橋は3月なんですよね。

実は慶應に受かった時点で受験をやめようと思ってました。
そこでやめてしまえば3月まで受験勉強しなくて済みますからね。

でも、自分の中でレベルが高い環境にいった方がいいっていう気持ちがあったんですよね。
そしたら、悪気は全くないんですけど、「慶應と一橋だったら一橋でしょ!」ていう感じになって一橋を受験することにしました。

経済学部にした理由としては二つあって

  1. 数学が使えるから
  2. 父親が経済の先生だったから

ということですかね。

受験数学は諦めたんですけど、数学自体は好きだったんですよね。
そういうこともあって経済学部にしました。

帰国生受験の概要

帰国生受験に馴染みのない人もいると思うので、慶應と一橋でどんな受験をしたのかを教えていただけますか?

慶應では1次が高校の時の成績、IELTS、志望理由などの書類審査でした。
2次では面接と小論文をしましたね。

一橋では1次では小論文と英語の試験がありました。
2次では面接がありましたね。

何か、帰国生受験で苦戦したことはありますか?

小論文ですね。
まず、受験勉強をするまで日本語でちゃんとした文章を書くということがなかったんですよね。

もちろん英語ではレポートとかを書いたことはありましたけど、日本語ではなかったんです。
なので、最初はだいぶ苦戦しました。

しかし、塾の講師の方のサポートもあり段々と書けるようになっていきましたね。
僕が言っていた塾では、講師の方が書いた模範解答と点数が良かった他の生徒も回答が公開されるんですよね。
そこから、いいとことろを真似していった感じです。

面接で大事なこと

受験した慶應全学部と一橋経済学部に合格されたわけですが、自分で受かった要因は何だと思いますか?

高校でしてきたことをしっかりと面接で伝えられたことが大きかったと思います。

高校での成績、スポーツでの実績、IELTSなどの外部試験の点数にはそれなりに自信がありました。
その自分の実績をしっかりと面接で伝えることができたから、合格できたんだと思います。

他に面接で気をつけたことはありますか?

見栄を張らないことですね。

自分が知らないことを質問されたりすることもありますよね。
自分が持ちうる知識を全部引っ張り出してきて、その質問に対して答えようとするのもありだと思います。

ただ、僕の場合はもう「わからない」ことは「わからない」と素直に言うようにしていました。
そのわからないことも大学で勉強していこうと思っています、みたいな感じで言ってましたね。

面接官の方も受験生がどれだけ知識を持っているかを見ているわけじゃないと思うんですよね。
これまで自分がどういった考えで行動してきたのか、どんな結果を残してきたのか、論理的思考力を持っているかなどを見られていると思います。

なので、「わからない」ことはマイナスにはならないと考えてましたね。

また、自分がわからないことに対して答えをだそうとすると、少なからず慌てると思うんですよね。
慌ててしまうと、それ以降の発言だったりにも悪影響があると思うんです。

そのため、冷静さを保つためにも、わからないことはわからないと言っていました。

ただ、何でもかんでも「わからない」と言っていたら落とされると思うので、自分の志望動機や学部に関連する知識を頭の中に入れておくことは大事だと思います。

いかがでしたでしょうか?
面接官が何を求めているのかをしっかりと理解して、面接に挑む大切さが伝わってきたかと思います。

次回の記事では一橋での大学生活についてお伝えしていきます。

また、この記事も掲載されているokkeという勉強の大きな味方になってくれるアプリの方もぜひダウンロードよろしくお願いします!


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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しりょかわ

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