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ニュージーランドの名門校に迫る〜帰国生へのインタビュー(一橋)Part 1〜


その他
2022年2月28日

こんにちは、しりょかわです〜

自分と全く違うバックグラウンドを持つ人が、どういった人生を歩んできたのかって気になりますよね。そういった人達が持つ当たり前は自分が考える当たり前とは異なることが多く、そのギャップから新たな気づきや刺激がもらえることも多々あります。

そこで今回は7歳から高校卒業までをニュージーランドで過ごし、高校卒業後に帰国生受験を利用して一橋大学経済学部に進学した方にじっくりとインタビューしました!

高校生活、勉強のモチベーション、帰国生受験のことなど盛り沢山な内容になっていますので、数回にわたってお伝えしていこうと思います。

日本ではあまり知られていませんが、学業はもちろんラグビーでも一流とされているハミルトンボーイズハイスクール出身だそうです!

そこで今回はニュージーランドの高校事情についてお伝えしていこうと思います。

内容

  • 経歴
  • ニュージーランドの学校制度は日本とどう違う?
  • ハミルトンボーイズハイスクールの特色
  • ニュージーランドの大学進学事情


経歴

では、インタビューよろしくお願いします!

はい!よろしくお願いします!

ニュージーランドでの生活を聞く前に、簡単にこれまでの経歴を教えてください。

産まれたのは日本なんですけど、父親の仕事の関係でオーストラリアなどを転々とする生活でした。父親がラグビー好きだったこともあり、7歳の時にニュージーランドに住み移りました。そこから高校卒業までをニュージーランドで過ごし、高校卒業後日本に帰ってきて、帰国生受験を利用して一橋大学経済学部に進学しました。

ニュージーランドではラグビー、タッチラグビー、バレーボールなどスポーツ付けの毎日を送っていて、今も一橋のラグビー部やタッチラグビーのクラブチームに所属しています!

ニュージーランドでラグビー!
テキサスに行ってロデオをするような感じですね!?
ではでは高校について色々聞いていこうと思います。


ニュージーランドの学校制度は日本とどう違う?

ニュージーランドの学校に親しみがない人もいるかと思うんですけど、日本の学校との大きな違いはなんですか?

ぱっと浮かぶのだと、小中高の区切り方が異なることですかね。
日本では小学校6年、中学校3年、高校3年だと思うんですけど、
ニュージーランドでは小学校6年、中学校2年、高校5年なんですよね。

他には、4学期制であることとかですかね。
参考までに僕が通っていた高校では、こんな感じで一年が進んでいました。

  • 1学期 2月2日〜4月16日
  • 2学期 5月3日〜7月9日
  • 3学期 7月26日〜10月1日
  • 4学期 10月18日〜12月10日

それで、各学期の間に休みがあるという感じです。

あと成績の付け方も少し違うかと思います。
成績はInternal 6割、External 4割で構成されます。

Internalというのはその授業の先生がつける成績ですね。
主に、授業内での小テスト、課題、出席状況などで決まっていきます。
Externalというのは1年の最後にある大きなテストです。
イメージ的には共通テストみたいな感じです。その学校独自で行われるものではなく、全国で一斉に行われます。

8月9月に学期が始まる国は聞いたことがありましたが、2月に始まる国もあるんですね!
他にも制度的な面で違いはあったりしますか?

日本でも私立高校などでは学力のレベルが分けられていることが多いかと思いますけど、ニュージーランドの高校では公・私に関わらず、学校の中でレベル分けがされています。

具体的にいうと、学期の最初にレベル分けするプレイスメントテストがあるんですよね。そこで、level 1、level 2、level 3に分けられます。
なので、それぞれの学生が自分に合ったレベルの授業を受けていく感じです。
数学が苦手だから数学だけlevel 1、理科は得意だからlevel 3ということも全然あるんです。

個人的にはこの制度は好きですね〜
この制度があるおかげで、同じ学校に勉強を頑張る人や、スポーツに力を入れる人など、多様な人がいましたね〜

学校内で授業のレベルが分けられて、自分のレベルにあった授業を受けられるというのはアメリカとも似てますね!

アメリカもそうなんですね!
なので、僕の高校では有名大学に進学する人もいれば、高校卒業後オールブラックスで活躍する人もいました。笑
オールブラックス
1903年から2017年までのテストマッチ566回で勝率77.21%を弾き出したオールブラックスは男子ラグビー史上最強の全国代表チームです。
1903年に初のテストマッチをプレーして以来、オールブラックスは幾度となく表彰され、スポーツ界全般の中でも抜群の実績あるチームとして知られています。オールブラックスはテストマッチ500勝を初めて達成したほか、ラグビーワールドカップで初回1987年、2011年、2015年と優勝を重ね、現在チャンピオンのタイトルを維持しています。トライネーションズでは16大会中10回、ラグビーチャンピオンシップでは6大会中5回で優勝杯を手にしています。ブレディスローカップは14年連続(2003年〜2017年)で保持しました。
(All Blacksより引用、https://jp.allblacks.com/teams/all-blacks/

流石...!!!
一つ気になったのですが、ニュージーランドの高校にはいろんな人種の方がいるんですか?

元々、イギリスの植民地だったこともあり、白人の人もいたり、アジアからも近いのでアジア系の人も多くいたりと多国籍でしたね〜
国籍の面でも多様な人がいたと言えるかもしれません。

ハミルトンボーイズハイスクールの特色

高校はハミルトンボーイズハイスクールを出身とのことですが、その高校はどんな高校なんですか?

まず、「ボーイズハイスクール」というだけあって男子校です。
また、勉強面にも力を入れている学校なんですが、最大の特徴はラグビーの強豪校ということですかね。
ラグビー部は国内チャンピオンはもちろん、世界チャンピオンになったこともあるほどです。

ハミルトンボーイズハイスクールの活躍が見られる記事はこちら
Rugby Republic、「NZと南アの魂が激突! ワールドユース、劇的決勝を制したのはハミルトン」、https://rugby-rp.com/2014/05/06/domestic/highschool-rugby/9184
Rugby Republic、「SOはガットランド。福岡へ! NZ高校選手権でハミルトン・ボーイズ優勝。」、https://rugby-rp.com/2013/09/17/abroad/7585
Waikato Secondary Schools Sport、「Hamilton Boys’ High School win the Super 8 Championship」、https://wsss.org.nz/hamilton-boys-high-school-win-the-super-8-championship/

す、すごい...!!!では練習もハードでしたか?

確かにハードでした。しかし、意外にも思うかもしれませんが、練習は週3回の3時間の練習だけなんです。これは、国の規定で決まってる感じだったと思います。
でも、その分一回一回の練習に集中できてたかと思いますね〜。

何か特別な練習はしてたんですか?

う〜ん、難しい質問ですね。笑
強いていうなら、社会人のチームとよく練習してましたかね〜。

あとは、もう普段の遊びがラグビーなんですよね。笑
部活は確かに週3ですけど、それ以外にもラグビーはやってましたね。笑

ニュージーランドの大学進学事情

ニュージーランドでは日本のような大学入試があるんですか?

ないですね〜。
ニュージーランドでは全て書類審査によって決まります。

書類審査では学校の成績を使うので、もし有名な大学に進学したい場合は高校1年生の時から学業に力を入れなければいけません。

一方で、日本の大学進学制度というのは、勉強に力を入れる時期が遅くても努力次第でいい大学に入れるので、その面はいい制度なのかとも思いますね。

確かに色々と批判される日本の大学進学制度ですが、努力次第でいつからでもいい大学へ行けるチャンスがあるのはいい面ですね。


いかがでしたでしょうか?
ニュージーランドでのリアルな生活に少し触れることができたかと思います。
次回の記事では、ニュージーランドでどう生き抜いてきたのかをお伝えしていこうと思います!

また、この記事も掲載されているokkeという勉強の大きな味方になってくれるアプリの方もぜひダウンロードよろしくお願いします!


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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しりょかわ

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