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高校生が立ち上げたアパレルブランドGoodneirfへのインタビュー②「やると決めたらとことんやる」


その他
2022年4月27日

こんにちは!こうきです。
 
さぁ今回のインタビュー記事は高校3年生でアパレルブランド「Goodneirf」を立ち上げられた4人組へのインタビューです。4人それぞれの受験エピソードや初投稿動画がで72万回再生を突破したTikTokの話、そして今後の展望や高校生のみなさんへのメッセージなどたくさん伺ってきたので、ぜひ勉強の休憩時間の合間に読んで、視野を広げてもらえると嬉しいです!
 
今回は②「やると決めたらとことんやる」ということで、Goodneirfのみなさんの受験エピソードについて伺っていきます!
前回の①を読んでいない方はこちらからどうぞ。

ではここからはGoodneirfについて色々伺っていきます。まずブランドを始めるきっかけは何かありましたか?

 A 僕がまずDを誘って、Bを誘って、Cを誘ってみたいな感じにメンバーを集めました。
 
高校生がお金を稼ぐ時って基本バイトじゃないですか。もちろんその稼ぎ方も良いし、僕らもバイトはしているんですけど、自分たちで何かを始めたいな、更に僕1人よりもみんなで何かやりたいなって思って。それで色々考えた所、服が良いかなって思って。
 
まあ最初はあんまりどういうの作ろうとかいうのは全然なくて、とりあえず「服作ろうよ」ってD君に言って、その時に名前とか話し合って「goodneirf」というのを決めて。じゃあロゴとか服のデザイン担当が欲しいなってなって、Bを誘って。あとは総括して色々なマネージメントとかを頼みたいなと思って、Cを誘って今は4人で活動しているんですけど。
 
その時にまあ成功するとかよりもとりあえずやってみようって思って。というのもコロナ禍で文化祭とか体育祭とかがそんなに満足できるものではなくて。それで高校生活全体で何か大きいことやれたかなって思って振り返った時に、例えば将来子どもとかができたときに俺こういうのやったんだって言えることが野球くらいしかなかったんですよ。そこでやってみようって思って。
 
そこから色々調べてみて、色々な人に連絡してみて、例えば制作会社の方にこういう事考えているんですけどっていうのを連絡してみたり、自分たちの影響力を作ろうって考えて、TikTokに自分たちの事を知ってもらおうと動画をあげたりして。
 
そうしたら動画をあげてから30分後くらいにいいねが100来ていて、それで風呂入ってご飯食べて、23時くらいかな。その時見たらいいねがどんどん増えていってて、翌日には1万を超えてて笑。帰りの電車でみんなで「すごいね!」「マジか!」みたいな。
 
それで4万いいねくらいまで伸びているんですけど、そういう動画って「高校生がしゃしゃんな」とか「高校生には出来ねえよ」みたいなアンチが来るのかと思っていたんですよ。
 
ただコメントを見ていくと、応援の言葉しかなくて。そこでこれはしっかりやりたいなって思って。そこから本腰を入れて進めていきました。今は経営とかの勉強とか、どういう風に広告していくとかを考えながら、制作している感じです。将来の役にも立つと思うし。

あとは正直まだ全然影響力が無いので、影響力をつける方法を考えつつ、作戦は色々あるんですけど、じゃあそれをどう実行しようかなという感じで笑
 
ただやるって決めたからにはどういう形になっても服を通して大きくなりたいなという感じです。長々と語りましたが、あとは何か質問とかしていただければ笑

いやーいいですね笑。B,C,DくんはAくんからどのように声をかけられたんですか?

D 最初にA君が考えをまとめたものを持ってきてくれましたね。プレゼンされて、やる気をめちゃくちゃ感じたので、俺も一生懸命それについていきたいなって感じで。
 
A そうですね。じゃないとなんかバラバラになって、ちゃんとしたものが定まらなくて、なあなあになっちゃう気がしたんで。だから学校指定のiPadにパワポで企画書みたいなのを作って。
 
B 僕も同じ感じでプレゼンされたんで、やれそうだなって。基盤はAの独学と情報収集で、まとまったものを僕らにプレゼンしてきたので、モノは最初から結構定まっていましたね。それでやれそうだなと。

役割分担も上手く出来ているんですね。

A そうですね、一応僕がリーダーみたいな感じで、Bがデザインして、Cが広告して、Dが経理みたいな。
 
D 僕は今はお手伝いさんみたいな感じですね笑。親に止められちゃってて、Goodneirfの事を話したら今はやめときなみたいな感じで。
 
A なので正直秘密でやってもらってるみたいなところがあって笑
 
B まあけど本職は経理だよね。
 
A まあC,D二人とも経理って感じかな。

全部独学で始められたんですか?

A そうですね。もうぜんっぜん何もわからなかったので笑。ただ作るものは大体決まっていて、デザインとか値段設定とかをみんなに手伝ってもらって。あと資金面をどうやりくりしようかって所を考えながら、ちょっときついところもあるんですけど笑。まあできる限り何とかしようと。
 
C やっててなんでユニクロとかあの値段で利益出せるのってすごい思うよね笑
 
A そうそう。刺繡なしのシンプルなパーカーってユニクロとかだと3000円とか? もっと安いかな?
 
B 1990円とかで買えるよね。
 
A それくらいの値段で買えるので本当にやめてほしいなって笑。なので僕たちはデザインで勝負するのか、値段で勝負するのか、影響力で勝負するのかってところで考えると影響力だな、じゃあTikTok伸ばそう。そこからインスタフォローしてもらおう。そこのリンクから服を買ってもらおう、と。浅はかかもしれないけど今はそうやって考えてます。

いやぁ......。すごいっすね笑

A いやいや全然まだまだです笑

GoodneirfさんのInstagramはこちらから

みなさんは高校生の内からやりたいこと、好きなことに打ち込んでこられたわけじゃないですか。それが出来た理由とか、行動力の根源ってあったりしますか?

A 僕は小学生の頃から注目を浴びることが好きで、応援団とかで前に出たいタイプなのと、自分の好きなことに関してだったら、辛いことでも貫けるなって自信があったからですかね。
 
最終的に失敗したとしてもかっこつけてるとかじゃなくて、やりたいことで失敗したならいいかなって割り切れるんですよね。そういう性格だからなのかわからないですけど。あとやりたいことに関してはとことんやらないと気が済まなくて、それを続けてきて今に至る感じですね笑
 
やりたいことが無くても全然良いと思うんですけど、言い訳とかをしないで、こういう環境だからだとか、コロナだとか、誰々がこう言ってるからとかそれは自分の人生じゃないから、自分が思ってることをやったほうが良いと思います。
 
B 自分はそもそもさっき言った通り美術とかみたいな専門的なことのほうが得意で、「デザインをやって欲しい」って誘われたときにやってみるかって思ったのと、基盤がしっかりしてて安心だなって思ったからとんでもない失敗することはないなって笑
 
そういう安心感があったのはあったんですけど、やっぱそのデザインとかそういうのが好きだったし。うーん......。好きなことって絶対にやったほうが良いんですよね笑。好きって思ったら絶対にやったほうが良いと思います。やらなかったから後悔するし、もしそれで資金出して失敗したとしても、好きなことの場合なら勉強代になったなって割り切れるだろうし。それが嫌いなことだったら後悔するだろうけど、好きなことであったら自分のためになるし、自分の土台になるからいつか役に立つはずだからそこは迷っちゃいけないなって思います。
 
C 僕は高校の頃やりたいことも好きなことも無いタイプでした。水球部に入っていたんですけど、やってる途中で嫌いになって笑。とにかく好きなことは何もない感じでした。
 
ただ将来の面接とかを考えて、高校時代に何をやってましたか?って聞かれたときにアピールポイントが水球しかなくて。しかも全く強いチームでもなかったし、自分て何をやっていたんだろうなって思って。
 
そんな感じで何かやりたいなと思ってた時にAくんからのお誘いが来て、高校の頃からこういうことをやってると社会経験にもなるし、就職する時にもアピールポイントになったり、こういうことをやってたので行動力がありますって言えたりするなって思って。
 
なので何かやっといたほうが良いと思ってた所で、たまたまきっかけがもらえた感じです。
 
D 僕は色々なものに手を出してみよう、けどやるからにはそれを真剣に取り組もうっていう性格で、例えば麻雀でも......
 
A そこで麻雀出す?笑
 
D 麻雀でも知識が無いままじゃなくて、ちゃんと参考書を読んで覚えてっていうタイプなんですよ。ちゃんとやって結果出したいタイプなんで。
 
部活も中学テニスだったのが高校ではラグビーやって、ラグビーは嫌いだったんですけどやるからにはちゃんとやりたいなって思って、関東大会まで出ることができて
 
なのでAからの誘いが来た時に色々なことを経験したい、更にやるからには一生懸命やろうって思いました。

何かブランドを始めてから大変なことってありましたか?

A 悪い大人っているじゃないですか。高校生騙して稼いでやろうみたいな。
 
B マネージメントみたいな名目とかでね。
 
A 「うちのグループに所属してください」的なメールも多数来るんですよ。まあメッセージは全部確認するんですけど、そういう大人には引っかからないようにしないとなっていう、そこである程度の緊張感をもって返すようにはしています。

良くも悪くも世の中色々な人がいるなっていうのは凄く学べているし、判別が難しいなって。ブランドが乗っ取られたりしたら終わりなので。そこはちゃんと疑いながら入りつつ、怖いんですけれど。

あと応援系のメッセージも多いんですけど、「自分も起業したいです」みたいな相談が本当に返すのが大変なくらい来ちゃって。ちゃんと考えながら返すから1日1通とかが限度なんですよ。「そういうことやるためには資格が必要なのか」とか、「どこで作ってるんですか?」「どのように広告しましたか?」「どのように値段設定していますか?」「どのようにメンバー集めをしましたか?」とか言ったらきりがないんですけど、①から⑧くらいまで質問が書かれてたりして笑

そんな中でインタビュー受けていただきありがとうございます。

A いやいやいや、全然笑。インタビューもゴリゴリの大人の方でもよかったんですけど......
 
B ゴリゴリの大人ってなんだよ笑
 
A 40代とか50代とかそういう方でもよかったんですけど、すごい話しやすいというか、この場でこういう雰囲気でインタビューしていただいて、貴重な経験ですし、楽しかったです。
 
B 勝手にインタビュー終わろうとしてる?笑

もう終わりましょうか笑。では最後に読んでくださっている高校生へのメッセージをお願いします。

D 高校生は勉強だけでは無く、遊ぶことも大切だと思います。なので色々なことに目を向けて、小さなことが大きくなることもあると思うので頑張っていただければいいなと思います。
 
C 僕は中学の頃から挑戦ということをしてこなくて笑。挑戦というかちょっと気になったことがあったらそこに行ってみたり、やってみたりしたほうが良いなって思います。
 
B 先2人が体験の話をしてくれたので別の話をすると......
 
A ちゃんと使えること話してね?
 
B 俺真面目な時めちゃくちゃ真面目だからね? 信用薄いなー......
 
A すみません、使えなかったら笑

大丈夫です、ほとんど使えるので笑

B まあ自分の好きなこと、やりたいことが見つからないという高校生も多いと思うんですけど、焦っちゃだめですね。見つかるまで気長に待つのも全然ありだと思うし、前2人が言った通り自分から探しに行くのも良いと思います。
 
ただ、迷ったり、挑戦したり、失敗したり、その時間を後悔しちゃいけないなって思ってます。必ず自分のためになっている訳なので。
 
それに自分が選んだことなので、たとえ失敗しても後悔しちゃだめだなっていう。やっちまったものは仕方ないし。

めちゃくちゃわかります笑。では最後にAくん、メッセージとGoodneirfとしての目標をよろしくお願いします。

A 偉そうなことを言える立場では全然ないんですけど、中学生だから高校生だから大学生だから何もできないっていう考えは古いと思うんですよ。具体的な例で言うと6年前くらいはユーチューバーっていう職業は認められてなかったのが、今はもう認められつつあるじゃないですか。あと中には中学生社長とかで有名になったり活躍している人とか稼いでいる人が居ると思うし。だから中学生とか高校生を問わず年齢を言い訳にしないほうが良いのかなって思っていて。
 
あと1つ、僕は嫌だなって思ったら辞めちゃえばいいし、けれどやると決めたら信念を元にやりつくすまでやらないとって思ってて。家訓じゃないですけれど親からもずっと言われてきてて、「やると決めたら納得するまでやりな」って言われてきたので。それは理念というか考えとしてずっとあります。
 
チームとしては年内にインスタフォロワー5000人はもちろん、TikTokももっと伸ばしていかなきゃいけないし、この後ご飯食べに行って話すんですけど、新しいことも動かしていきたいと思っていて。
 
後は年内に僕たちのブランドが世に知れ渡っているといいなというか、例えばぷらぷら歩いているときにGoodneirfの服を着ている方が居たら思わず話しかけちゃうと思うので、そういう体験ができるように、一人ひとりがちょっとだけ良い生活が出来るように、他の大学生よりもちょっと良いご飯食べて、ちょっと良い旅行に行って、みたいなことを繰り返して、新しいことも進めていけたらいいなって。
 
もちろん各々バイトとか勉強とかやらなきゃいけないことはあるんですけど、とことこんやると決めたからには頑張りたいと思います。

本日はありがとうございました!


はい、ということで今回は高校3年生でアパレルブランド「Goodneirf」を立ち上げられた4人へのインタビューをお届けしました。

3月に行ったインタビューの中でGoodneirfの方々は唯一年下だったのですが、僕なんかよりも凄い所が多かったし、たくさん勉強になる話を伺うことが出来ました。まさに最後Aくんが話していた通り、年齢は単なる数字に過ぎないので、皆さんも好きなことに挑戦してみてください!

Goodneirfが気になるよという方はぜひ下記のリンクからアクセスしてみてください!
 
Goodneirfの
Instagramが気になる方はこちらから
TikTokが気になる方はこちらから

さあ、今後もまだ4本ほどインタビューの記事が続いていきますのでぜひ楽しみにしていてください!
 
読んでいただきありがとうございました。

この記事の著者

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中西

某私立高校→N高等学校→東洋大学文学部教育学科2年  勉強は苦手なので、インタビューや体験談を中心に書いていきます。たまに真面目な教育関係(通信制高校・教育学)の記事も書きます!