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COCOTELI 平井登威さんへのインタビュー①「やりたいことが無いのは悪いことではない」


その他
2022年4月19日

こんにちは!こうきです。
 
さぁ前回に引き続き本日もインタビュー記事となります。
今回は精神疾患の親を持つ子ども支援を行う団体COCOTELIの代表を務めれている平井登威さんにお話を伺いました。
 
部活に打ち込まれた高校時代、団体での活動を始めた理由、またこの記事を読んでくださっている高校生のみなさんへのメッセージなど沢山伺ってきたので、ぜひ勉強の休憩時間に読んで、視野を広げてもらえると嬉しいです!
 

本日はよろしくお願いします!まずは高校時代のお話から聞かせていただけますか?

高校は浜松開誠館という所に通っていました。その高校のサッカー部に憧れて入学したいと思っていたので、中学時代は全く勉強をせずにずっとサッカーをやっていました。

サッカーを頑張るために行ったので、高校3年間も勉強はほぼしてないと言ってもいいくらいしていないです。
ほとんどの人がスポーツやっている学校でテストはあまり難しくなかったので、勉強はテスト前にちょっとやるって感じだった記憶があります。

サッカーはどれくらいやられていたんですか?

幼稚園の年少から高校3年まで14年間ずっとやっていました。

それで高校も3年間部活漬けという感じだったんですね

そうですね。丸1日オフの日はほとんどないってくらい忙しくて完全に部活に打ち込んでいましたね。

月曜日がオフだったんですけど、その日は一番授業が長く学校が終わるのが17時とかで。そこから病院行ってマッサージをしてもらったり、たまに帰り道にみんなでスタバに寄って喋るくらいしかしてないですね。

じゃあ予備校とかにも行かず、定期テスト対策のみ頑張ってた感じですか?

予備校とか塾には行ってないですね。中学の頃は塾には行ってないですけど、チャレンジ(進研ゼミ)だけはやってました。

ただそのチャレンジの赤ペン先生も全然出さないで、毎年2月くらいに親に「溜まってる分出さないとサッカー辞めさせるからね」って言われてから急いで答えを写して出すみたいな感じでした笑。

あと定期テスト対策はあまりしたことが無くて、というのも授業中に宿題をやっていたんですよ。その時にわからない所があったらその場で友達に聞いて解決するようにしていました。なので授業内で授業は聞かず宿題の部分やって、わからないところは友達に聞いて、その場で理解して、定期テスト前にちょっと復習してみたいな感じです。

大学には指定校推薦で入られたという事で、結構コツコツ頑張らないと指定校は取れない印象があるのですがいかがでしたか?

中学校の頃は貯めていたんですけど、小学校の頃はチャレンジが楽しくて結構ちゃんとやってて、ある程度基礎学力はついていたと思うんですよね。

なので中学校のテストは結構上位に入っていて、その流れで高校に行って、高校はあまり頭がよくないところだったから、ギリギリそのレベルだったら何となくやってたら、指定校取れたみたいな感じでした笑。

もちろん授業とかはしっかり受けて......いやしっかり受けてはないけど出席はして、テストも80点くらいとってみたいな感じにはできてたんで、指定校はギリギリ取れたかなって言う。

僕も指定校ではないですけど同じ学校推薦型選抜で大学に入ったんですけど、入学してからの勉強は大変ではなかったですか?

やばいんだろうなって思ってたので、高校とは逆に大学では授業をしっかり休まず出て、レポートを提出するのを頑張ろうと思ってやっていました。テスト本番になったら多分できないので。

けど結構大学生って授業にあんまり出なかったり、課題を出さなかったりするから、そのおかげでしっかり普通に頑張ってたら成績は取れました。ちょっと安心はしたんですけど、ただ普通にテストがある教科とかは全然できないです。

英語とかはどうでしたか?

英語はめっちゃ苦手なんですけど、ギリギリ友達に教えてもらいながらって感じです。

できる友達が近くに居たので、そういう子たちに教えてもらいながら、テスト前日バーッて詰め込んで、当日命がけで頑張るみたいな感じでなんとか取れて。今年3年生なんですけどで英語は2年生で終わりなのでぎりぎり乗り越えたかなって笑。

大学では何を勉強されているんですか?

大学は関西大学社会安全学部ってところなんですけど、防災や減災という視点からいろいろな物事を見ていくというのをやっています。

地震とか台風みたいな自然災害もそうだし、例えば工場で起きた事故の原因がヒューマンエラーって言われる人の不注意なのか、システムのトラブルなのかとか、そういう観点でのリスクマネージメントとかまあいろんな分野があるんですけど、そういうことを学ぶ学部です。

それは入学前からやりたい分野だったのですか?

本当はサッカーで大学に行こうかと迷っていました。セレクション受けるか、サッカー推薦で行こうかなって。

ただ将来の事とか家の事を考えた時に、サッカーをやってもやらなくても良い判断ができるところに行ったほうが良いなって思ったんですよね。
そこで自分は理系だったから地震とかには興味があったし、ここが良いかなーみたいな感じで決めました。

なので防災とか減災の勉強をしようと思って入ったら、想像以上に色々なことが学べて面白いなーっていう感じです。

そうだったんですね! では「やりたいことの見つけ方」という点で高校生に何かアドバイスはありますか?

僕が高校でサッカーしかやってこなかったていうのもあるかもしれないんですけど、最近色々な人と話すようになってすごくギャップを感じるんですよね。みんなはもっとこんな経験してたんだなーとか、団体で活動している人とかも居るんだなっていう。

けど僕自身は高校生でやりたいことが見つかるなんてなかなかないよねって思っています。例えばサッカーをやったことのない人がサッカー選手になりたいと思わないのと同じで、やるとか見るとか聞くとかいう経験がないとやりたいことにならないと思うんですよ。

なので大学に入ってから見つけるのも全然いいのかなって僕は思ってます。最悪転学とかすることもできるじゃないですか。本当にやりたいことが見つかったら。だから進路選択は大事なタイミングだけど、やりたいことが無いってことにそこまで悲観的になる必要はないんじゃないかなって思います。

大学4年間で何かやりたいことを見つけなきゃいけないわけでもないと思うし、就職してその後に大学院に行くことだってできるし、見られる機関が短期的というか。なのでそこまでやりたいことが無いってことは悪いことじゃないのかなって僕は思っているタイプです。


話の途中ですが今回はここまで。
次回は平井さんが代表を務められているCOCOTELIや今後のビジョンについて深堀りしていきます!

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読んでいただきありがとうございました。

この記事の著者

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中西

某私立高校→N高等学校→東洋大学文学部教育学科2年  勉強は苦手なので、インタビューや体験談を中心に書いていきます。たまに真面目な教育関係(通信制高校・教育学)の記事も書きます!