地方の公立高から東京大学に現役合格した戦略とは?(後半)
ばってんです♨️
目標はあるんだけど、どうやったらそこに到達しやすくなるのかわからない...。そんな方も多いのではないでしょうか。
そんなときにとても有効な1つの作戦が、先にそれを経験して達成している人から話を聞くことなんですよね。これは大人になっても有効です。
学校の先輩に、同じ進路を辿った人がいればいいのですが、なかなかそういう環境ではなかったりします。
今回は、地方の公立高校から2020年に東京大学理科1類に現役合格した方へのインタビュー記事の後半です。まだ前半の記事を読んでいない方は、先に前半を読まれることをお勧めします:前半の記事はこちらから
後半では、日々の勉強で意識していたことや、なぜ東大を目指すようになったのかが主なテーマです!
勉強全般の戦術
1日の勉強スケジュールはどんな感じでしたか?
高2の夏に東大を目指し始めて、高2のうちは気分が乗ったときにまとめてやっていました。ファミレスとかで勉強してましたね。笑
高3の1学期の勉強時間は、毎日4〜5時間でした。勉強する科目は日によってバラバラで、物理の電磁気を4時間やって、化学を30分やって終わり、みたいな日もありました。毎日コンスタントに英語を...、というタイプではなかったです。
高3の夏休みは、毎日8〜10時間勉強していました。科目は飽きたら変えるくらいで、毎日のスケジュールは立てずに、代わりに入試までの月毎の計画を立てていました。勉強自体は楽しくできていて、しんどくなったら休憩していました。
他に勉強の際に心がけていたことは?
合格から逆算して、今自分に必要なものを考えていって、長期的な計画を立てることを心がけていました。やる気が出ないときは、計画を立て直すことでやる気を高めていました。計画を立てていると、時間を浪費した気にならないので、とてもオススメのやる気復活法です。笑
あとは、東進の自習室に友達も来ていて、志望校は違っていましたが切磋琢磨して高め合っていました。
進路・実際の東大について
東大を目指したきっかけは?
高2の夏に、山口県の奨学金の団体が行っていた、首都圏の大学見学会に参加して、そこで母校の先輩を含めた東大生に会ったんです。そのときに「かっこいいなあ」と思いました。それまでは、もちろん東大の名前は知っていましたが、実際に東大生に会うことで、一気に身近なものとして捉えることができるようになりました。それが目指すようになったきっかけです。
なぜ理科一類志望に?
興味があったのが理学部や工学部だったので、理科一類にしました。あまり学科までは調べてなくて、物理が好きで得意だったので理学部や工学部が合っているだろう、という感じでした。
東大生ってどんな人が多いなと感じますか?
何かに興味を持ったり、疑問を持ったりする人が多いですね。ざっくばらんに話をしていても、急に「それって...」と言う感じで深いテーマに話題が移ったりして、面白いです。笑
東大の授業や部活についてはどんな印象ですか?
授業は一方通行の授業が多くて、入る前に抱いていたイメージそのままだったので、特にギャップなどはありませんでした。
引き続き大学でも自転車部に所属していますが、部活の拘束時間は長いです。自転車部は人数が少ないこともあり、その分、狭く深い付き合いができます。オンライン授業が続いていて、あまり同級生との交流がないので、貴重なコミュニティです。笑 今年は8月に全日本のインカレに出場し、180km走るので、完走できるように頑張ります!
最後に高校生に一言お願いします!
「戦略的にやろう」と言うことを伝えたいですね。
いかがだったでしょうか?
「戦略的にやろう」という言葉を、そのまま体現されていたので、説得力がありますね。特に、合格から逆算した長期的なスケジュールは、勉強のモチベーションを上げる点においても重要なポイントだと思いました。スケジュールは高3じゃなきゃ作っちゃダメ、というルールはないので、高1・高2で自分で勉強を進めている方も参考にしてみてください!
1日の勉強スケジュールについては、人によってタイプが違うので、色々と試してみて自分にあった勉強方法を持続すると良いと思います。
前半では、先取りの勉強法や、進め方を今振り返ったときの感想などを紹介しています!前半の記事はこちらから
読んでいただき、ありがとうございました〜。