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【レポートの方がいい?偏差値が高いとGPAも高い?】上智大学の成績【回帰分析・計量経済学】


その他
2022年5月8日

こんにちは、しりょかわです〜

先月に上智大学で一番成績が優秀な学部はどこだ!?という記事を書かせてもらいました。

上の記事では外国語学部英語学科の成績が一番高いことが判明したのですが、その理由としてtwitterで「外英は優秀だからGPAが高い」と言っている方がいました。

上智大学外国語学部英語学科は上智大学内では偏差値が高めなことが影響しているのか、若干羨望の眼差しを受けています。

”優秀”=”偏差値が高い”という考え方には少し抵抗がありますが、本当に「外英は偏差値が高い(優秀)からGPAが高い」のでしょうか?

そこで、実際に計量経済学で最初に学ぶ、最小二乗法による回帰分析と仮説検定によって上の説が妥当なものなのかを分析していこうと思います!

また、巷では「試験重視の授業では評定平均が悪くなりがち」「レポートの方が平均評定がよくなりがち」と言われています。
(私の大学だけかもしれませんが...)

期末試験の場合は試験に向けてある程度勉強しなければいい点数は取れないでしょう。しかし、期末テストの場合、自分のやる気さえあればある程度のクオリティのものを仕上げることができます。

ということで、上の説も上智大学経済学科の評定を使って分析していこうと思います!

例1
成績評価:出席20% 小テスト25% レポート25% 期末試験30% ←分散型
例2
成績評価:期末試験100% ←試験重視型
例3
成績評価:出席10% レポート90% ←レポート重視型

(分析過程は一番下にあるリンクからどうぞ!)

結果

早速結果なのですが「外英は偏差値が高い(優秀)だからGPAが高い」に関しては「その学科の偏差値と平均評定の間には関係があるとは言えない」という結果になりました。

二つ目の「レポートより試験で成績がつく授業の方が評定平均が悪くなりがち」に関しては「上智大学経済学部経済学科の授業では、試験の成績が成績評価に占める割合が大きい方(試験重視型の授業)が評定平均が悪くなりがちである」という結論が導けました。

今回行った分析は説明変数が一つである単回帰分析です。
しかし、評定平均に影響を与える要因というのは複数ありますよね。
そういった要因を無視してしまっているためあまりいい分析とは言えないでしょう...笑

ただ、今回の分析は実際に計量経済学の最初の段階で学ぶものです!
ちゃんと、数字でXとYには関係がある!と言えるのは経済学の魅力だと僕は感じています。

経済学への関心が少しでも上がっていたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

この記事の補足資料

上智大学の成績事情〜番外編〜資料

上智大学の成績事情〜番外編〜の分析資料です。

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しりょかわ

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