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大学の学部をざっと紹介!理学部と工学部の違いとは?


その他
2021年11月18日

ばってんです ♨️

総合大学を目指す方にとって、志望校の学部選びって大変ですよね。大学のホームページを見ても、綺麗な写真や言葉は並んでいるのですすが、「何を学べるのか」がいまいちピンと来ないことがあります。

そこでこの記事では、どんな目的でどんな勉強をしているか、という観点でざっくりと学部を紹介してみようと思います。主な学部しか取り上げていませんが、ご了承ください。

また、細かな学科(例えば数学科など)で学ぶ内容については、大きい本屋に行けば大学の教科書がたくさん置いてあるので、そこで中身をチェックして興味を持てそうか確認するのがとてもオススメです!!


法学部

これは言わずもがなですね。法律を学びます。でも「法律を学ぶ」というのがよくわからない方も多いと思います。

実際に法律を読んでみるのが一番早いと思うのですが、超読みにくいんですよね。でも学べば学ぶほど、法律というのはよくできているなーと感じるようになります。

例えば何か事件があった場合に、法律などに沿って罪を決めていくわけですが、もちろん「AさんがBさんを殴った場合には、Aさんが懲役2年」みたいな具体的が法律に書いてあるわけではありません。

そこで、法律の文章を解釈して、具体的なできごとに当てはめていかないといけなくて、「これはこういう状況だからこの条文が適用されて... 同じような事件が過去にあって、そのときの裁判所の判決がこうで...」と、法律の文章やら過去の前例やらを基にめちゃくちゃ理詰めで考えていく必要があります。そんなことを学びます。

経済学部

しりょかわさんの記事で、経済学部で学ぶ内容がシリーズでたくさん紹介されているので、そちらを見てみてください!

政治学部

名前の通り、政治学を学びます。公的な機関や行政がテーマになっていきますし、政策は法律や経済と切っても切り離せないこともあり、扱うテーマはとても幅広いです。

政治の仕組みや歴史、政策の議論などは想像しやすいと思いますが、実は、ジャーナリズムや、世界各国との比較や関係を学ぶ国際関係論なども、政治学部に含まれます。政治が国民に与える影響力というのはとても大きいので、学びも多岐にわたります。


理学部

理学という名前にもあるとおり、自然界の理(ことわり)を追求する学部です。ざっくり言うと、高校時代の数学や理科の各科目をもっと掘り下げて学びます。が、いわゆる入試問題のような難しさではなく、より深く深く探求していく、というイメージなので、粘り強さが求められます。これもぜひ本屋で大学の教科書を見てみてください。

実世界でどのような役に立つかはわからないけれども、「なぜ?」を繰り返しながら、自然の世界の真理を追求して「理論」を作りたい、という方にはもってこいだと思います。

工学部

理論を応用させて、世の中の需要と結びつけて、社会に役立つ新たな価値を生み出していくために幅広く学びます。生活する上で触れるものは、工学によって形作られたものがほとんどだと思いますが、その背景には理学による理論があることも多いです。

理学と工学の違いを、具体例で考えてみましょう。例えば、スマホのタッチパネルって便利ですよね。これは触った際に指に電荷を移動させて、微弱な電流の変化を感知して判断しているのですが、そもそも触った際にどのくらい電流の変化が起こるかについては、微積分や電磁気学の理論を用いて計算する必要があります。

ここで、微積分や電磁気学という数学や物理のツールは理学によって生み出されたものですが、もちろんこれらは「スマホのタッチパネルを作るため」に生まれたわけではなく、自然界の真理を探究する中で生まれました。その理論を用いて、タッチパネルという世の中の役に立つものを生み出したのが工学です。

これを考えると、理学と工学は切っても切り離せないことがわかるかと思います。

理学部みたいに深く勉強しなくていいのか、楽そうじゃんラッキー、と思う方もいるかもしれませんが、理論を応用して価値を生み出すためには、もちろん理論を正しく知っておかないといけません。学科によっては結構掘り下げて学びますし、分野融合型の発見も多いので、幅広い学びが求められます。


農学部

農業に関するあらゆる理論を広く勉強します。例えば、効果のある肥料について考えたかったら化学の知識が求められますし、食物の成長には生物の知識が求められます。土壌については地学の知識が求められるかもしれませんし、作ったものを販売する際には経済学や経営学の知識が必要になります。

このように、「農業」とひとくくりに言っても、いろんな学問の分野が結びついていることがわかるかと思います。これは、理学部とか工学部とかと違って、農業という「分野」によって分けられているからですね。理論を応用させるという意味では、工学の一分野とも言えます。

医学部

これは言わずもがなですね。医者になるために必要なことを学びます。農学部と同様に、医療という「分野」で分けられていますが、理論を応用させるという意味では、これも工学の一分野とも言えます。


いかがでしょうか?

ここでは「どんなことを学ぶのか」という切り口で学部を紹介してみました。せっかく4年間も過ごすので、興味のある学問を学べる学部を選びましょう!

「そもそも学部ってどうやって決めたらいいの?」という内容の記事も、近々出そうと思っているので是非見てみてください。また興味のある方がいらっしゃれば違う切り口で学部を紹介できればと思うので、ぜひアプリ「okke」からコメントください!

読んでいただきありがとうございました。
今日はこの辺で。

この記事の著者

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ぶおとこばってん

ラ・サール中高→東大理1→計数工学科(数理情報)→UCLA院卒 社会を人から変える会社 okke の CEO YouTube上で、高校数学をじっくりコトコト深く解説中 頭があったまる記事を書いていきます ♨️

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