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okke卒業生に聞いてみた!〜原動力を持つ意義とその見つけ方〜


その他
2022年4月12日

ばってんです ♨️
 
今回は、受験というものと全力で向き合い、自分のやりたいことを突き詰めるため、今年の春に九州大学芸術工学部音響設計コースへの進学を決定された、okkeのユーザーの方へインタビューさせて頂きました!

各科目の具体的な勉強法などが書かれた合格体験記も書いて頂いていて、こちらから見られます

このインタビューでは、okkeのリアルな利用法やオススメの使い方に留まらず、世の中にあふれる勉強法の情報との向き合い方、自分の中に大きな原動力を持つ大切さ・方法についても知ることができます。

テストや受験に向けてokkeをもっと活用したい方、情報に翻弄されている方、モチベーションが続かない方、にとてもオススメです!!

今回がついにラストです。勉強する意味について考えてしまいがちな方にぜひ読んでほしい、かなり実践的で、かつ将来にわたって役に立つ話です。

では早速行ってみましょ〜

これから受験を迎える高校生の後輩たちに、メッセージをお願いします!

受験勉強だけでなく生きていく中で大事なことは、大きな原動力を持つこと。それを見つける方法はいろいろあると思います。ここで頭を使って少し考えてみましょう。

まず、「なぜ受験勉強をするのか?」と自問自答し、その答えに対して「それはなぜ?」と問い返してみて下さい。そしてその答えに対してさらに「それはなぜ?」と繰り返し問い続けてみてください。例えばこんな感じです。

例①:Aさん
なぜ受験勉強をする?
→ 大学に行きたいから(なぜ?)
→ 医学を勉強したいから(なぜ?)
→ 医者になりたいから(なぜ?)
→ 病気で困っている人を救いたいから(なぜ?)
→ 困っている人を助けることで社会に貢献したいから(なぜ?)
→ 社会貢献することで自分が喜びを感じるから

例②:Bさん
なぜ受験勉強をする?
→ 大学で化学を学びたいから(なぜ?)
→ 化学の研究者になりたいから(なぜ?)
→ 化学が大好きで、極めたいから(なぜ?)
→ 楽しいから

こんな感じです。だんだん答えが抽象的になり、それ以上答えを出すことが難しくなるとこまでいくのが理想的です。

(学校へ提出された合格体験記の中のイラストを使わせてもらいました↓笑)







例①、例②にあるような「喜びを感じるから」「楽しいから」というのはAさん、Bさんにとって生きていく上で大事なものなんだと思います。Aさんは「人生喜びを感じて生きたい!」、Bさんは「人生楽しみたい!」という心の奥底の理念があるのでしょう。この願望こそが大きな原動力になると僕は思います。自分の内から湧き上がるものであれば自分の心の声が聞こえている証拠です。

僕は、受験が終わった春休み中に何人かの同級生へのインタビューを通してこの考えを深めていったのですが、やりたいことが決まっている人はみんな、この大きな原動力となり得る理念まで答えていました。逆に、やりたいことがまだ見つかっていないという人は途中で答えに詰まってしまうことが多かったです。

ではなぜ、この大きな原動力を持つことが大事なのでしょうか。僕が思う理由は大きく2つあります。

1つ目は、頭の中がクリアになるから。

例えば進路や人間関係、学校生活などでいろいろな悩みを抱えているときに、その悩みと向き合うことが、「人生楽しみたい」のような自分の願望に近づくためのものであるか否かと考えることで、考えても仕方ないと割り切ったり、この悩みはなんとかして解決しなきゃいけないと行動に移したり、あれこれと考えすぎずに行動することができます。そうすることで考えなくていいことは考えず、頭を使わねばならないところでのみ頭を使うことができます。周りの人がどうとかは前向きな刺激にならない限りは気にしなくて大丈夫。自分のことを気にしましょう。

2つ目は、何回だって挑戦できるようになるから。

例えば例①のAさんがなんらかの理由でどうしても医者の道を諦めなければならなかったとき。このときAさんには「病気で困っている人を救いたい」、「社会貢献したい」、「喜びを感じて生きていきたい」という願いが残っています。「最悪自分が喜びを感じられればいいや」という思考を持っていれば何度だってそのための道を模索し続けることができます。自分が喜びを感じて幸せに暮らせれば、きっと周りの人も幸せにできる(=社会貢献をする)チャンスもあるはずです。

「でも自分だけが幸せになるなんて利己的だ」と思う人もいるかもしれませんが、自分で自分を幸せにできるということは素晴らしいことです。だってみんなそれができればみんなが幸せになれるから。現実はそうはいかないから周りの人を幸せにできる人も必要だけれど、そのためにはその人がまず幸せにならなきゃいけない。一番やってはいけないことは周りの人を傷つけること。みんな一人一人が自分のために生きることは大切なことだと思います。

少し話はそれましたが、大きな原動力を持っていれば、合格だけが全てじゃないし大学受験だけが全てじゃないということに気づけると思います。

周りの人に馬鹿にされたくない、見返してやりたい、という理由で受験勉強するのは良くない。それだと合格だけが正義になってしまう。また親や学校、周りの友達からのプレッシャーを感じるから勉強するというのも受動的であり、高校以降の進路でも自分の意志で行動できなくなってしまいます。人生に対する主体的な意識を持ちましょう。

高校生のみなさんには、大きな原動力を見つけて、それを動機に日々の勉強を頑張って欲しいです。

僕の大きな原動力は、「人生やりたいことして楽しく生きようぜ」という気持ちです。やりたいことの1つが音楽だったのでそれが進学先にも現れています。現役合格出来なかったとしても、やりたいことをやりながらもう1年チャレンジすればいいと思っていました。そう思えたのは、たくさん自分と向き合って死ぬほど勉強した3年間があったからだと思います。

途中でやりたいことがコロコロと変わってしまう人も、きっと心の奥底の理念は変わっていないのでは。やりたいことが見つからない子は具体的な将来像を考えるのではなく、もっと感覚に頼った、漠然とした自分の望む生き方を考えることから始めて欲しいです。

そうやって広い視野で物事を見つめ、出会うもの全てに対して何か自分の中で意味のあるものになり得ないかを日頃から考えること、そして何より出会うために学校だけでなく様々な場所の様々な人と関わりを持つことで、きっと自分にとってプラスになるものが見つかるでしょう。高校生はアイデンティティが確立していない難しい時期ですが、だからこそ自分と向き合うことが大切だと思います。

良い人生につながる、実践的で素敵なアドバイスをありがとうございました!



いかがでしたか?

自分の経験や周りの人たちを考えてみても、心の中で大きな「なぜ」を持って物事にあたっている人はとても強いです。多少の逆境には負けずに突き進んでいけるので、自分が満足できる結果にどんどん近づいていきます。

インタビューで滲み出ていたように、原動力は誰かから与えられるものではない(例えそうだとしても、そんな生き方はあまり楽しくない)ので、今はまだ没頭できることはないな〜という方も、自分が喜べて幸せになれる原動力を主体的に見つけて頑張っていきましょう!運命は心から変えていけます。
 
読んでいただき、ありがとうございました〜。

この記事の著者

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ぶおとこばってん

ラ・サール中高→東大理1→計数工学科(数理情報)→UCLA院卒 社会を人から変える会社 okke の CEO YouTube上で、高校数学をじっくりコトコト深く解説中 頭があったまる記事を書いていきます ♨️

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